[WSV]慎吾、巨大トンネルで“黒部魂”注入される | ワールドスポーツビジョン 公式ブログ

[WSV]慎吾、巨大トンネルで“黒部魂”注入される

富山県黒部川上流の黒部ダムを建設した男たちを描く、フジテレビ開局50周年ドラマ「黒部の太陽」(来春放送)の撮影が8日、東京・府中の日活撮影所で行われ、作業班の親方役で主演するSMAP・香取慎吾さんが、役のモデルになった笹島信義さんと初対面を果たしました。当時、最前線で難工事を指揮し、これまで数百本のトンネルを手がけた笹島さん。現在、笹島建設の会長を務めており、「一番危険で、つらく、苦労した。思い出したくないし、二度とやりたくない」と振り返ります。そのトンネルの幅6メートル、高さ5・1メートルの原寸大のセットで、香取さんと笹島さんが対面。香取さんも先月末までの約2週間の撮影で、トンネル内で滝のように吹き出す水を浴び、腰まで水につかる難撮影に挑戦。笹島さんは、自身と同様に苦難に挑む香取さんを「直感で、表情、立ち居振る舞いがうってつけ」と太鼓判。「当時の作業員の半数以上が戦争経験者で、私も同じ。戦争で生死をかけた者たちが、損得抜き、気概を持って立ち向かった。今だったら作れないだろう」と話すと、香取さんも「今の人は、すぐにあきらめてしまう。何かを信じて突き進む気持ちを見てほしい」と訴えていました。