先日の平成進化論 にて鮒谷さんが一読を勧めていた、

Harvard Business Review March 2011 』(ダイヤモンド社)

のクリステンセンの記事を読みました。

(クレイトン M.クリステンセン:ハーバード・ビジネス・スクール教授、主著『イノベーションのジレンマ 』)


記事の題は『プロフェッショナル人生論』(原題:How Will You Measure Your Life?)

2010年のハーバード・ビジネス・スクール卒業生たちがクリステンセンに講演を依頼し、内容がHBRにて紹介されたものです。

卒業生たちは、「教授の教えを個人の生活にどう生かしたらいいかを知りたがった」とのことで、内容は人生についてです。


私の下手な要約よりも、実際に記事を読んで頂くのが一番だと思うのですが、

記事を読んで一番重要だと思ったことが、

「人生の明確な目的を持つ」

ことです。

実際に、ハーバードを卒業する人の中でも、「人生の明確な目的」を持っている人というのは少ないとのことです。

クリステンセンは言います。

「もし人生の目的が見つけ出せなければ、学生たちは舵のないまま大海に漕ぎ出し、人生の厳しい荒海のなかでおのれを見失うことになる。」

クリステンセンは奨学生のころ、人生の目的を見つけるために毎晩一時間を費やし

(本を読み、考え、祈る)、最後には人生の目的を見つけました。

その毎晩の一時間は他のもっと短期的な利益を追求することにも使えますが、

最終的には、目的を持たない方が多くの無駄な時間を費やすことになると言います。


人生の目的がなければ、無限に広く感じられる海の中を、地図も羅針盤も舵もないまま航海することになります。

それは航海ではなく、漂流しているだけであり、いつ難破しても、資源が枯渇してもおかしくない状況です。



自分の人生の目的とは何なのか



考える習慣を持ちます。