1998年[平成10年]2月から

 地域包括ケアと

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豊平区在宅ケア連絡会

  
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2016-05-21 05:50:03

第209回 豊平区在宅ケア連絡会 報告

テーマ:定例会(開催案内と報告)


2016年5月13日

第209回豊平区在宅ケア連絡会・勉強会の報告

MSWグループ幹事
医療法人 小坂病院
鍋谷 健彦

 講師に畠山明子先生(北星学園大学)をお招きし、
「池田町における支え合い活動の取り組み」についてご講演いただきました。
 講演では、「地域住民の支え合い」という現行のフォーマルケア・サービス
(公的医療・介護・福祉制度によるケア・サービス)では担うことがなかなか
難しいインフォーマルケア・サービス――フォーマルケア・サービスを「公助」
とすれば、インフォーマルケア・サービスは「自助」=自分で自分を助けること、
「共助」=家族、企業、地域コミュニティで共に助け合うこと。今回の勉強会では
とくに「共助」――に焦点を当て、ご自身の研究のフィールドである池田町に
おける「地域住民の支え合い」の取り組みを、2015年度介護保険改正において
市町村裁量の地域支援事業となった新しい介護予防・日常生活支援総合事業
(新総合事業)の展開と併せて、次の構成で報告しています。

(1)ソーシャルワークの視点
(2)池田町の概要
(3)住民主体の取り組み①~ふまねっと運動
(4)ふまねっと運動で目指したもの
(5)住民主体の取り組み②~生活支援コーディネーターの配置
(6)住民主体の取り組み③~地縁型組織(老人クラブ)との連携事業
(7)池田町の助け合い活動のポイント
(8)2015年度介護保険改正における新しい介護予防・日常生活支援総合事業
(新総合事業)
(9)新地域支援構想における助け合い(支え合い)活動の種類
(10)新地域支援構想における通いの場・交流の場
(11)北海道内保険者による生活支援体制整備状況~北海道の調査活動に基づいて
(12)池田町の実践から学ぶこと

 それぞれの特徴・論点は、次のとおりです(要約)。
(1)ソーシャルワークの視点とは「つなぐ」。「つなぐ」戦略(関係性の再構築、
まちづくり)を池田町社会福祉協議会は考える、
(2)人口7,198人(3,437世帯)、高齢化率39.5%のワインの町。コミュニティバス
の巡回、介護支援ボランティア制度の導入(施設訪問に限定せず、地域ボランティア
活動に適用)、
(3)住民主体で各地域に派遣・普及サポーターを育てる。指導者は専門職ではなく
一般高齢者。助け合いに必要な文化を醸成、
(4)介護予防に資する住民主体の助け合い活動としてのオリジナリティ、担い手は
高齢者(高齢者が高齢者を支える)、社会福祉協議会は側面的支援(黒子の役割)、
(5)生活支援コーディネーターの担い手は主婦層、有償(小遣い程度)、生活支援
コーディネーターは3層構造(地域のニーズと地域資源のマッチング
→第1層:市町村区域、第2層:小中学校区域、第3層:個々)、
(6)互助組織による助け合い、見守りタクシーの運行、
(7)助け合い活動は全域ではなく、体制の整うエリアから。高額にならない
費用設定(従来の無償の助け合い活動を否定するものにならないように配慮する)、
(8)2015年介護保険改正において、要支援高齢者の訪問介護と通所介護が
市町村裁量の地域支援事業(その中の新しい介護予防・日常生活支援総合事業)に、
(9)「活動」と「サービス」とで助け合い(支え合い)の種類は変わる、
(10)サロン、居場所、コミュニティカフェ等。身近な地域で公共施設や空き家、
空き店舗等を活用。地域社会とのつながりを回復・維持する役割、
(11)生活支援体制整備事業は大きく分けると、①生活支援コーディネーター配置、
②協議体設置、③研究会立ち上げの3つ。北海道内保険者156のうち、2015年度内に
生活支援コーディネーター配置を実施した保険者6、協議体設置を実施した保険者14。
札幌市は生活支援コーディネーター配置を2016年度に予定、
 (12)社会福祉協議会だけで地域のニーズを把握することは難しい。それを担い、
進行するのはあくまでも住民。専門職は徹底した側面的支援を。
フォーマルサービスとインフォーマルサポートの連携。

 勉強会終了後にフロアとの質疑応答といきたかったのですが、司会進行役であった
私の力量不足でタイムアップとなり断念。フロアの反応・感触を知り得ることは
できませんでした。しかしながら、「『フォーマルサービス』、『インフォーマル
サービス』という言葉が出てきたが、これからの地域包括ケアシステムにとって
とても大切な言葉・概念になる」と、医師グループ幹事の鈴木先生より(うれしい!)
締めのお言葉をいただきました。
鈴木先生のこのお言葉が今回の勉強会の成功を何よりも物語っている、と私は勝手
に思っております。鈴木先生ありがとうございました!
 余談ですが、勉強会後の岐路、私はご講演いただいた畠山先生に質問・疑問を
思いっきりぶつけてみました(共に大学院生時代、よくディベートした仲)。
「池田町における取り組みを札幌市豊平区にも取り入れることができるか?
そっくりそのまま適用できるか?」と。私の考え・価値判断は「ノー」なのですが、
畠山先生の答えも「ノー」でした。参考にはなるがそれはあくまでも参考である、
というものでした。私は安心しました。先生のモノの見方のリアルさに。
最後に、そのあとの畠山先生との雑談を以下に記して、第209回豊平区在宅ケア
連絡会・勉強会の報告とさせていただきます。ありがとうございました。
「池田町の取り組みを札幌市豊平区に直輸入することは不可能。できるはずがない。
人口をはじめ、文化、風習、歴史が違う。池田町の取り組みはあくまでも参考に。
そこから何か新しい発想をひとつ、ふたつでも得られればいいんじゃないかい。
大切なのは、札幌市豊平区の文化、風習、歴史に沿った取り組み
「メイド・イン豊平区」を作り上げること。そのためにも、豊平区における詳細な
調査、実証分析・研究が必要。地域包括ケアシステムの構築にもじつは同じこと
が言える」。

本部事務局 広報幹事
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