日本企業は内向きの努力を | 南七郎の一歩・二歩・散歩

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「努力は人を裏切らない」と駆け抜けてきた半世紀。明日が笑顔でむかえられるように言わせてや。

トヨタ自動車が昨日8000万円のクルーザーの販売を発表した。

富裕層を狙ったものだという。


一方、宮城県の村井知事が東京で企業関係者に県への召致を呼びかけた。

被災地の復興に民間の力を借りようと考えてのものだ。


東北地方では雇用施策への要求が強い。

第一次産業の復活も力がいる仕事であり、ここにも物と金が必要だ。


政府には早期の第三次補正予算の成立を望みたい。


財源問題が気がかりだが、ここは復興国債という手で一先ずいけばどうだろうか。

「経済学者」が唱えるGDPを大きくするための景気刺激策とやらに「期待」してみよう。


トヨタが誰にクルーザーを販売するのかは興味はない。

ただ、こうしたものが海外で生産さtれていてはどうにもならないのだ。

円高で国内の産業空洞化が進むことが気がかりだ。

ここは、企業の社会的責任で生産拠点を東日本に再構築し、雇用拡大の一役をかうべきだ。


そうそう台湾の投資家が日本の不動産に目を着けているという話もある。

金融ゲームはこんな「風」を巻き起こしている。

まさに「台風」のように、日本はかつての列強に切諌された中国のように帝国主義の的になってしまうかもしれない。


その前に、日本企業は内向きの努力も行うべきだ。