電気自動車の先駆者である、三菱自動車が第二世代の電気自動車コンセプトとして「コンセプトCA-MiEV」を発表した。

すでにiMiEVは欧州でシトロエンC-Zero、プジョーeOnとして欧州を走り、昨年はザビエルとアントニンによる世界一周が達成されるなど電気自動車の可能性を示してきているだけに、電気自動車のムーブメントが二世代目にバトンタッチされるのは至極当たり前といっていいだろう。

<走行距離はほぼ倍、だが搭載バッテリーは1.5倍強>
このコンセプトでは走行距離が300Kmまで伸ばされたが、搭載バッテリーは従来(16Kw)の倍ではなく28Kwと1.5倍強のバッテリーでまかなうことを可能としている。

その秘密は、第一世代で出来なかったモーター、インバーター、ジェネレーターの一体化による効率向上と軽量化が挙げられる。また、シャシーでもハイテン鋼板を利用したボディを採用して従来比で100キロ以上の軽量化が実現されており、車重も1300KgとCセグメントのクルマとしてはそれほど重量のあるクルマで無いことがお分かりいただけるだろう。

恐らくこのコンポーネントは、噂されている「ミラージュMiEV」に応用されることになるだろう。