腎生検の結果(主治医の鎮痛な表情) | 慢性腎臓病(IgA腎症)、あと4年で透析と宣告、埼玉

慢性腎臓病(IgA腎症)、あと4年で透析と宣告、埼玉

平成27年6月10日、医師から「このまま行くと、あと4年で透析」と宣告。扁桃腺摘出・ステロイドパルス終了、平成28年3月8日に尿所見が寛解。クレアチニンは、現在1.40Hです。令和3年3月30日たんぱく尿が1+になるも、同年7月20日、再び尿所見寛解に。

8月26日(水)




 妻と病院に着いたのは、8時50分頃だった。予約時間は、9時だ。総合受付を済まし、腎臓内科のある2階に向かった。待合室には、10数名の患者達がいた。9時過ぎになったが、まだ、腎臓内科は誰も呼ばれない。私は、妻に、


「主治医は、入院患者の回診をしているんだよ。入院している時も9時過ぎ頃、回診に来たから」と伝えた。




 案の定、9時半過ぎに名前を呼ばれ、診察室に妻と一緒に入った。主治医が、妻の椅子を手早く用意してくれた。私と妻は、椅子に座った。


 主治医の表情は、いつもと違い沈痛な感じに見えた。私は、瞬時に芳しい結果ではなかったんだ、と思った。


 主治医は、腎生検の結果を淡々と話し始めた。




 糸球体を33個観察し、硬化21、癒着5、線維細胞性半月体1、糸球体周囲の線維化1


 IgA腎症




 簡単に言うと、腎生検で取った糸球体33個の内、21個が硬化していて機能していない。その他の糸球体も万全では、ない。


 


 扁桃腺摘出、ステロイド治療等を施しても、透析までの時間を延ばす事が出来るかも分からない。





 クレアチニン1.5以下のデータはあるが、1.5から2.0の間のデータが乏しいと、何かのデータを見せてくれながら説明してくれた。それでも、20代、30代なら、治療を勧めるが・・・。





 1日蛋白尿は、比較的少ない事から、データ上は、治療を施す範囲に入っていない。治療をしても、効果が出るデータは、データ上ない。





 副作用もいろいろとある。扁桃腺摘出は、全身麻酔、出血の可能性、ステロイドは、高血糖、骨粗しょう症、不眠等々と説明してくれた。





 私は、即、入院の予約を取る予定であったが、効果がまず期待できない事から即答を避けた。私の腎臓の糸球体の3分の2以上が、全く機能していない。治療しても、いずれ透析になる。










 IgA腎症なら、堀田修先生なら治せるんじゃないか?セカンドオピニオンもありかも?と思った。










 主治医には、来週水曜日の診察までに決めると答え、診察室を後にした。




 帰りの車の中で妻は、


 「どうせ透析になるんだったら、何でも食べちゃえばいいじゃん!私だったら、そうするな」と、アッケラカンと言った。




 昼過ぎ、母親から電話が掛かってきた。ひどく心配していた。母に、治療してもいずれ透析になる、と伝えた。母は、もっと早く病院に行ってれば良かったのにね~と言った。私は、心の中で、(その通り、解ってるんだよ、自分が一番後悔してるんだよ)と思った。母には、「そうだね」と伝え、電話を切った。




 昼食後、会社に行き、下記のサイトにアクセスした。










 http://www.iga.gr.jp/


IgA腎症根治治療ネットワーク 扁摘パルス療法 


 








 そして、メールにて相談した。


 


 その日の夜、メールが返信された。




 ≪過ぎた過去は変えることはできませんが未来を変えることはまだできるかも知れません。将来的な結果はどうあれ、血尿は今も強いので活動性は高いと考えるのが妥当であり早急に扁摘パルスを行うべきであると思います。・・・≫堀田修




 どうしようか迷っていたが、ダメもとでやってみよう!と思った。ほんの少しでも可能性があるならば、その可能性に掛けてみよう!やらずに後悔するよりも、やってみよう!と思った。


 決心したので、家族に話した。そして、母親にも電話で伝えた。




 入院するのは、自宅と会社から近い病院だ。セカンドオピニオンは、しない。主治医には、予め事情(仕事の事)を話し、1週間に1度、3時間位は外出できるように話してあり、了解を既に貰っている。扁桃腺摘出・ステロイド治療で約1ヶ月の入院になるだろう。




 来週水曜日9月2日、診察時に入院予約を取るつもりだ。





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