2月10日は秋田市・秋田ビューホテルで開催された「生涯スポーツ・体力つくり全国会議2012」に市のスポーツ振興課のスタッフと参加した。
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今回の会議は、「新たなスポーツ環境の創出に向けて」スポーツに関わる当事者の責務と努力を全体テーマとし文科省の肝いりで、日本体育協会や日本レクレーション協会などの関係団体の主催で、全国の市町村のスポーツ関係者や体育指導員などが参加し、学識経験者やトップアスリートをパネラーとして情報交換や現状について学び、地域に沿ったスポーツへの取り組みを推進するものである。

さらに、スポーツ基本法の改正により、従来の体育指導員の名称が「スポーツ推進委員」となり、従来に増してその活動内容の充実が求められている。会議の概要をご紹介します。

◇オープニング 体力つくり優秀組織表彰として都道府県教育委員会から推薦された13組織に対し、文部大臣賞・6組織・体力つくり国民会議議長賞・7組織が表彰された。

◇全大会シンポジウム 「スポーツを通した連携・協働が生み出す可能性」


パネリストに陸上の朝原氏やバレーの荒木田氏などからトップアスリートがセカンドキャリアの活かし方やそのためのスキルアップの重要性などや地域社会との関わり合いと協働、協力し共に働く組織作りなどについて述べた。
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午後からの分科会は5分科会ありそれぞれ事前に申し込みしておいた会場に別れて行われた。
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◇第2分科会 「スポーツ基本法の成立とスポーツ推進委員の新たな役割」

◆パネリスト: 野中歌子(秋田県スポーツ推進委員協議会会長)

「地域スポーツの推進とスポーツ推進委員の新たな使命」 

この分科会は参加者はほとんどがスポーツ推進委員と都道府県及び市町村の担当者と言うこともあり、身内のスポーツ推進委員のこれまでの活動内容や実績等の披露と、活動や研修会参加に対する資金的な問題点が多く語られ、新たな使命については物足りなかった。
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◆パネリスト:小野 力 (全国都道府県体育・スポーツ・保健・給食主管課長協議会幹事長) 神奈川県給食主管課長

「名称が変わったスポーツ推進委員への期待」

平成11年のスポーツ振興法の一部改正による必置から委嘱へや合併による委員数の減少などの歴史のおさらいと任用、職責に関わる指摘と、有識者や地方公共団体及び企業を対象に行った「スポーツ立国戦略の策定に向けたヒヤリング」での意見について指摘があった。
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●全国主管課長協議会アンケート意見概要の一部紹介します。

□スポーツ推進委員への期待

1)総合型地域スポーツクラブの設立・運営への関わり

2)地域と行政を繋ぐコーディネーター

3)資質の向上、研修会への参加

4)行政・諸団体・学校等との連携

□スポーツ推進委員への提言

1)地域と行政をつなぐコーディネーターとして、行政への施策の提言

事業のお手伝い指導だけやるのではなく、各事業に主体的に関わり、行政と一体となってスポーツ振興を図る

2)スポーツ推進委員一人ひとりの研修と実績により

意識の高揚と資質及び組織力の向上を図る

「企画」「運営」「連携」する力が従来より求められ、継続的な研修や実績をより高め組織的な取り組みが必要

3)地域の実情に応じたスポーツ活動の推進と

総合型地域スポーツクラブの育成

地域住民の声を拾い上げ、行政と共に地域の実態に合ったスポーツ振興が必要で地域の課題について話し合う機会を意識的に持つ

4)自分自身の健康保持のスポーツが健康につながる見本になってほしい

法には、スポーツは「心身の健康保持増進にも重要な役割を果たす」とされておりスポーツ推進委員にはスポーツが健康につながる見本となってほしい。


以上、一部抜粋して終わりにします。


にかほ市の場合、3町合併による縦割りの仕組みが、行政・民間にも根強く、担当者は苦慮していると思いますが、地域に沿った取り組みにスポーツ推進委員として出来る事を積極的に発揮できるよう日頃から意識して取り組まなければiいけないと研修会に参加して実感した。折角の全国大会なので他のスポーツ推進委員も参加出来たらと思いました。