象潟町の大澗海岸では、お盆に木枠に稲わらで作った小屋に祭壇を作りご先祖を迎え・送り出す行事を行っている。

大澗海岸は海水浴場で広い砂浜があることから日本一の300mにもなるナイアガラの花火でも有名な所で、花火の準備とともに12日までに各地区の盆小屋が並ぶ。

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この行事は町内の子供たちが自分達の声で亡くなったおじいさんとおばあさんをお迎えし送り出して先祖を敬い祭るもので「象潟の盆小屋行事として2008年消滅の恐れがあるとして国記録選択無形民俗文化財に選ばれている。
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各町内の祭壇に火をともしお祈りをする家族
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この祭壇の火を迎え火・送り火として火をつける
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7時から燃え上がる迎え火を囲み子供たちが声を合わせて先祖に呼び掛ける。
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「じいじいだ、ばんばーだ、この火の灯りで来とうね、来とうね」と念仏のように繰り返し呼び掛ける。

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お迎えした火を提灯に移して自宅に持ち帰りご仏壇に燈明する
送り火は15日に行われる。縦横2メートル四方の盆小屋に直接火をつけて燃え上がる火に向かって今度は

「じいじいだ、ばんばーだ、この火の灯りで行とうね、行とうね」と念仏のように繰り返し呼び掛ける。行事保存会の大人達からは「声が小さいとじっちゃんとばっちゃんが帰るの大変だ」と叱咤激励し波の音に負けないぐらいの大合唱で送り出しました。