年末ジャンボに群がる貧乏人たち | 投財堂のドタバタ妄想録

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兜町という聖地へ
夢を求め 金を求め彷徨う・・・
市場放浪記、改め・・・・・ドタバタ妄想録。

年末ジャンボ!

おはようございます┏○))ペコ
年末ジャンボ宝くじが発売になりました┏○))ペコ
早く買ったからといって、当たる確率が高くなるものでもない。
それでも、長蛇の列を成す発売当日の宝くじ売り場。
何故だ?
何故なんだ?
10億円を一日でも早く拝みたい・・・とでもいうのだろうか。
ふん、貧乏人め。
一生懸命並んでもダメダメ、無駄無駄。
当たるワケないっちゅ~の、ホント。

ホントにもう・・当たるわけないのに、何でそこまでするかね。
で?
一応聞いとくけど・・・
何枚買うのよ?

ひゃ、ひゃくまい?

ほ、ほう。

そこそこ買うんじゃないか。

しかし何万円買っても、当たらんよ。

そっちの人は・・・と。
じゅ、じゅうまんえん以上・・・も買うのかよ。
おいおい、皆、そんなに買って・・・

バカじゃないの?

そんなにまでして欲しいのかね・・じゅうおくえんがよぉ~。

ヤダねぇ~~、貧乏人は。

あ~~ヤダヤダ。


・・・・と、俺は宝くじ売り場に並ぶ人々へインタビューをするニュース中継を見てテレビの前で一人毒づいていた。

そう言う俺の目はギラつき、顔は青ざめ
ハチマキをした額にはなぜか「必勝」の文字が・・・

そして俺の手の中には、何かがしっかりと握り締められている。

いつからそこにいたのだろう。妻が俺の後ろに立っていた。
俺の手の中に握り締められたモノを見ながら言う。

妻 「それ・・・宝くじでしょ?買って来たの?」

俺 「あ・・・、い、いや、これは・・・」

そう言う俺の手を強引にこじ開ける妻。

妻 「やっぱり宝くじじゃない。へぇ~買って来たんだ。どれどれ、よく見せて」

俺の手の中から宝くじを奪った妻の顔が俺以上に青ざめた。





妻 「・・・アナタ。たった3枚で何がしたいのよ?」




お、俺にはこれしか買えんのだ!