Q299:低速走行で向きを変える方法とは? | あなたのライディングの悩みを解決! ツーリングで一目置かれる ライディングテクニック法

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Q:低速で直角に曲がる(お店の駐車場等に止める時など)ことが、苦手で、上手くできません。

低速走行・ブレーキング等の練習は少しずつやっているのですが、なにかコツみたいなのはあるのでしょうか?




A:つまり、極低速走行でのバランスが苦手と言うことでしょうか?

これは教習所で散々練習した一本橋の練習を思い出しましょう。

まず、歩くような低速で、バランスを保って走れること、それが目標となります。


一本橋のポイントを思い出してみましょう。

まず強力なニーグリップ、ほとんどのライダーはニーグリップの強さが足りません。

何があっても、バイクとライダーの重心がぶれずに、一致、一体となっていなければなりません。

ただ、両足で車体を挟んでいるだけではいけません。

タンクをつぶすぐらい強力に挟み込み、ライダーがバイクの部品の一つのような、人車一体感を作ってください。


完璧なニーグリップが完成すれば、ステアリングに力を入れないをフリーな状態ができ、低速走行の状態で、左右に小さく向きを変えることができます。

とにかく、押えているステアリングを解放するため、ニーグリップを強化しましょう!


そして、アクセルを若干開けて一定にし、リヤブレーキだけで駆動力を調整し速度を変えていきます。

さらに、速度が落ちて歩くような速度以下になったら、半クラッチをはじめてつかいます。

このような低速域では、アクセルとクラッチで速度調整をするのは、とても難しいため、ギクシャクしがちで、車体がふらつきます。

そして、エンストの恐怖と闘わなければなりません。


それより歩くような低速の場合には、リヤブレーキをアクセルの代わりに使うことで、簡単に速度調整ができるだけでなく、後輪荷重が高まり、車体がとても安定します。

またフロントブレーキは、バイクの挙動を不安定にするので、低速走行では、リヤブレーキをメインに使われる事をお勧めします。


それから、バランスを崩すことを恐れるがあまり、停止する前に両足をステップから離し、着地に備えてしまっていませんか?


ニーグリップが必要な低速走行で、もっともバランスが求められる停止寸前にニーグリップを緩めてしまうわけですが、これでは本末転倒です。

バイクが垂直にあれば、停止してから足を出しても十分に間に合うし、停止寸前に足をぶらつかせ、フラフラと停止するよりも、数段カッコよく見えます。



低速練習は狭い場所や、日頃のライディングの停止の際に、たくさんできます。

意識することで、どこでもいつでも練習になりますので、以上を参考にされ、徹底的に低速練習されてみてください。