生存戦略としての投機日記

生存戦略としての投機日記

転職活動で悪戦苦闘中30代男の株トレード日記です。
株式投機で100万から100億をめざします。

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石油や各種金属資源はいつかは枯渇します。
水資源や食糧も、このまま人口が増えて、需要が供給を追い越せば価格が高騰します。

それぞれの資源にピーク論(供給のピークが来てしまった)があります。
例えば、食料生産には肥料が不可欠です。肥料の3大成分は、窒素、リン酸、カリウムです。今のところ、食料生産においてリンは代替不能です。
燐灰岩などから採取するため、リンの資源残量が食料生産のボトルネックに成り得ます。
リンは50-100年分はあるということですが、投資においては生産量のピークが重要になります。
生産量がピークを越えると、価格が急騰するのは容易に想像できます。

例えば、Jasinskiの予測だとリンの生産量ピークは2033年とあります。[1]。私は今30代なので、50、60歳ごろには確実に肥料が枯渇するということです。早いとみるか遅いとみるか…

ピーク資源論の多くは、心配し過ぎだと思います。
新しい採掘地が見つかったり、革新的なリサイクル法が開発されたり、代替資源で置き換え可能になったり…
でも、必要な資源の数は膨大です。そのうちの、どれかはピークに達します。
どの資源から生産量がピークに達するか、順番が重要だと思います。
石油が先にピークに来るか、食料か、それともレアメタルのどれかか…
それにより、世界経済のシナリオは全く違ったものになってきます。
経済システムを規定しているものは、何がボトルネックとして最大の制約か、であるからです。


アメリカ内務省が、世界の資源産出量と埋蔵量を毎年発表してます[2]。いくつかピックアップしてみました。
左から、世界の年間生産量[キロトン]、埋蔵量[キロトン]、採掘可能年数です。ここで、採掘可能年数は埋蔵量を現在の生産量で単純に割ってみた値です。今のペースだと何年持つか、です。埋蔵量は、現在のコストで採掘の採算があう資源で、技術革新や新鉱山の発見などは含んでいません。また、世界人口の増加に伴う需要の増加も含んでいないため、ザックリした目安程度です。


ダイアモンド       55kt    580kt  50.5年
金            2500kt   51000kt  20.4年
銀            22200kt   510000kt    23.0年
鉄鉱石        2400kt   87000kt  36.3年
鉛            4100kt   80000kt  19.5年
マンガン       13000kt   630000kt  48.5年
水銀          1960kt   67000kt  34.2年
ニッケル     1550000kt  76000000kt  49.0年
リン鉱石    176000kt  65000000kt  369.3年
プラチナ+    380000kt  66000000kt   173.7年
パラジウム
レアアース   133000kt 110000000kt  846.2年
レニウム       48000kt  2500000kt  52.1年
ストロンチウム  420000kt   4800000kt   11.4年
錫           261000kt   5200000kt  19.9年
チタン          6300kt   690000kt  109.5年
タングステン     61000kt    2900000kt  47.5年
イットリウム       5900kt   540000kt    60.7年
亜鉛           12000kt   250000kt   20.8年
ジルコニウム+   1190kt     56000kt   47.1年
ハフニウム

20年程度で枯渇する資源の産出量ピークはもっと前倒しになります。
そのため、資源価格の上昇は避けられません。
円高で、商社が資源関連の権利を買いまくってます。
この決算で、電機メーカーなど製造業が酷い決算を出した一方、商社はウハウハでした。
世界経済の減速などで資源価格が下落するとかの一時的な不調はあるかもしれませんが、世界人口の増加と資源消費は密接に関連するので、材料コスト増加に伴う製造業の苦境と、商社の重要性の高まりは、長期的には変わらない流れだと思います。



[1] D. Cordell et al., "The story of phosphorus: Global food security and food for thought," Global Environmental Change, 19 (2009) 292-305.

[2] Mineral Commodity Summaries 2011
http://minerals.usgs.gov/minerals/pubs/mcs/2011/mcs2011.pdf
資源はいつ枯渇するのか、いつまで持続するのかは、昔から関心の的でした。
現代社会は非常に多くの資源の上に成り立っており、仮に何れかの資源が欠けてそれが代替不可能であれば、我々は今の生活を大きく変える必要性に迫られます。

中国の輸出規制で有名になったレアメタルなど、政治的なものもあれば、資源そのものが枯渇する場合、水資源のようにある特定地域で枯渇すると遠く離れた他地域で豊富に存在していたとしても問題となる場合など、様々なケースが想定できます。

ピーク資源(peak resouces)の中で最も有名なものは、ピークオイル説です。
これは、既に石油の生産量がピークに達しており、採掘可能な石油は今後どんどんと少なくなっていくという説です。
世界人口が増加する一方で、石油の生産量が減っていくと、石油価格の高騰が生じてしまいます。
ハバートという研究者の予測が、アメリカにおける石油採掘量のピークをかなり正確に一致したことで有名になった理論を、世界の埋蔵量予測に適用する、というのが基本の考え方になります。

論者によって予想ピークは異なり、もう2006年あたり(つまりもうピークは越えた)から2030年以降と、幅広い予想のばらつきがあります。これは、アメリカの埋蔵量に関してデータが豊富に存在していたのに対し、世界全体となると予測の基となるデータが乏しいためです(石油って紛争地に多いですもんね)。
また、原油の価格が高くなると、今までコスト的に合わなかった採掘が可能になったり、サンドオイルやオイルシェールなどが採算に合うようになったり、技術的進歩により採掘量が上がったりすることも予測が異なる原因です。

ピークがもうすぐなのか、まだまだ先なのかはわかりませんが、石油会社や官僚はピークはまだまだ論、在野の学者や市民団体はピークもうすぐ論、という傾向があるような気がします。
何冊も本を読んでみたのですが、私には正直どっちが正しいかわかりません。

ただ、アメリカがなりふり構わず石油資源を抑えにいってるのって、やっぱりこのピークオイル論が背後にあるのかな、とも疑ってしまいます。
最初は、イラク戦争って、ドルを介入させずに石油取引をしようとしたイラクへの制裁、と思ってたました。
でも、結果としてイラクでの件でアメリカの威信が大きく傷ついたこと、アフガンやイランの件でも必死なこと、を考えると、アメリカの信用が傷つこうがなにしようが、今のうちに石油を抑えて置く必要がある、との判断があったとしてもおかしくはありません。
CO2による地球温暖化論も、オイルピークを悟らせずに皆に省エネを頑張ってもらうための方便だったのかもしれません。
石油がなくなりそうだからお前ら節約しろよ、なんていったら買占めと価格高騰でパニックですからね。
グーグルやマイクロソフトが相次いでエネルギー産業に参入するなんて、エネルギー産業で大きな変化があるとかの何らかの情報がいってるからとしか思えません。

逆に、ピークオイル論によって石油価格が高騰して儲かる石油会社や、代替エネルギー推進の動きが強まるので原子力産業や自然エネルギー産業の人たちがこの説を意図的に流してるのもありえます。
この場合は、まだまだ十分に石油はあるということになります。
オイルピーク早期説の論者も、どんどんと予想を後ろ倒しにシフトさせていってるみたいです。

原発事故の対応や商社まかせの資源戦略をみてると、オイルピーク論が正しかった場合にそなえて日本がどれだけ準備してるのか心配になります。
天然ガスや原発でかなりの部分は補えたり、オーランチオキトリウムなどで解決できればいいのですが…


参考サイト
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/articles/PeakOil.pdf
http://www.iae.or.jp/publish/kihou/28-2/09.html

参考となる本
ピーク・オイル・パニック―迫る石油危機と代替エネルギーの可能性、ジェレミー・レゲット著、作品社.
地球最後のオイルショック、デイヴィッド・ストローン著、新潮社.
石油 最後の1バレル、石油 最後の1バレル著、英治出版.
石油を読む―地政学的発想を超えて、藤 和彦、日本経済新聞出版社.



ユークスから経営権が移った親日本プロレスですが、木谷オーナーから新しい経営方針が示されました。

①興業的な進化
②地上波中心
③グッズなど2次展開
④まずは35歳以上をターゲット

試合数を削減するようなので、その分密度の濃い試合内容にするということでしょうか。試合数削減は、地方興行で地道にお客さんを獲得する機会を犠牲にする必要があります。
アメリカンプロレスはハッスルが試みて結局は失敗しましたし、また、今さらガチな真剣勝負だというのは通用しませんし。
個人的には、どうせ深夜なんだから地上波は見切って、ニコニコで無料放送して新しいファンを開拓したらいいと思うのですが…

個人的に、実況付きのニコニコスタイルって、古いコンテンツでも新しい楽しみ方ができると思ってます。
2chやニコニコってお約束的なことで盛り上がれるので、お約束的なこと(とそれをいかに裏切れるか)が楽しさのプロレスにとても向いていると思います。
永田さんの試合で白目キタ━(゚∀゚)━!とか書き込んだら楽しいと思うし。
試合内容を変えるのもいいですが、メディア媒体を変えることによって新しい楽しみ方を視聴者の方で発見してもらう方が今の時代に合ってるのではないかな。



新日本・木谷新オーナー、成長戦略激白
http://www.daily.co.jp/ring/2012/02/02/0004785811.shtml

(1)興行的な進化(2)地上波をはじめとするメディア戦略(3)カードゲーム、グッズなどの2次的展開‐の「3本柱」を掲げた。
前日の会見で「非常に中身が濃くて面白い」と現在の新日本を評価した木谷新会長だが、それに見合うだけの人気があるとは言い難い。
テレビ朝日系で土曜深夜(関東地区)に地上波中継はあるが、選手の一般メディア露出は多くはない。

木谷新オーナーは「メディアの力で人気が出る。どんなにいい試合をしたってメディアに映らなきゃ人気が出るはずがない」と指摘し
「テレビに尽きます。(地上波の影響力は)大きい」と、地上波の露出を最優先する構えだ。
それに雑誌、ラジオ、インターネットなどを加えた多角的なメディア戦略を推進する方針を示した。

また「2次的展開」については、会見で9月発売予定としたトレーディングカードゲーム以外でも
「応援グッズもあっていい。会場が派手になるんですよね。フィギュアとか。ネタTシャツとか」と、商品を増やすことを提案。
「その辺(3本柱)が相互に絡み合ってきて、売り上げなり、利益なりが今まで以上になる」と、増収増益につなげていく考えだ。

新オーナーは「(新日本は)潜在ユーザーをものすごく抱えている。
総合格闘技とかK‐1にもっていかれた部分はあったが向こうが自滅した。
UFCやWWEも一時期の勢いはもうない。
新日本に関心が向きやすい環境は内外で整っている」と、マット界の現状を分析。
「そんなに難しくはないと思います」と、反転攻勢に自信をにじませた。


新日が試合削減 新会長が明かす
http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120202-898014.html

現在、新日本は年間約130試合の興行をこなしている。
80年代は300近くの試合数をこなしていたが、
木谷会長は「もっと少なくていい。昔とは技の精度が違う。選手の体がもたない」と指摘。
現在は11億円の年間売り上げを3、4年で30億円に増やす目標を掲げているが
「試合数を増やしてというのでは無理。2次収入を増やす。
ペイ・パー・ビュー、試合の番組販売、そしてカードゲーム。テレビ朝日さんにも、お願いする」と話した。

ファンのターゲット層について「まず視聴率が20%あったころの35歳以上のファンを取り戻すこと。
急に子どもファンを増やすのは無理。15歳以上を狙って新たに獲得したい」。
その先兵となるのが12日の大阪大会でIWGP王座を争う王者・棚橋弘至(35)と挑戦者オカダ・カズチカ(24)だ。
「人間が思い入れを持てるのは、自分より20歳年上が上限。
棚橋選手は20代のファンの兄貴として、オカダ選手は若い人の代表として頑張ってほしい」とエールを送った


昨日の取引
ナノキャリア(株)  (4571)  32,000円  ×3株

ドワンゴが上方修正です。
額としてはたいしたことないですが、利益は大幅アップ。
ニコ厨の自分にとっては嬉しい限りです。
http://pdf.irpocket.com/C3715/oWM7/uMlC/VCSQ.pdf


『ブラック★ロックシューター』ニコニコ動画で2月3日より全世界配信決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000036-famitsu-game
 ニワンゴが、BRS on TVが製作するTVアニメ『ブラック★ロックシューター』の最新話をニコニコ動画で無料配信していくことを発表した。

【配信言語】全8ヶ国語
韓国語、中国語・繁体字、中国語・簡体字、英語、
フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語


人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』英語吹き替え版を無料上映!
~日本を含めた世界6ヶ国に向けて同時にニコニコ生放送~
http://info.niwango.jp/news/pdf/2012/20120202.pdf


着々と世界戦略も進んでます。
オタ人口はどの国も限られていますが、全部合わせると結構なボリュームです。
一度でもニコ動型の字幕に染まると他では満足できないので、変な競争力はあると思います。
ニコファーレなんて変なもののにお金を使わず、サーバーにお金使うとか、クリプトン・フューチャー・メディア買い取るとか、他国語対応のための陣容を充実させるとか、独自コンテンツの充実とかに力を入れていって欲しいです。

ニコ動の弱点は顧客年齢層の偏りですから、お年寄りをいかに取り込むかが高齢化社会に向けた課題でしょう。
時代劇が地上波から姿を消して悲しい思いをしてるお年寄りが沢山います。老人向けの時代劇アニメなどどうでしょう。もちろん、見やすいように字幕の文字も大きくゆっくり動くお年寄り用です。

地上波でできないことをどんどんやっていって欲しい。
極楽山本や島田伸介だって、ニコニコにならでれそうだし。
ウィキリークスのアサンジは保釈中、ロシアのTVで司会者をやったっていうし、ニコニコも大物犯罪者をメインにした番組やりましょう。
あ、ホリエモンが帰ってくるから間にあってるかw


海外市場に対しては、英語系は競争相手も強力なので、ヒスパニック系に的を絞ったオタコンテンツや、イスラム系向けコンテンツ(ちゃんと教義にのっとった内容のもの。萌カリフタンとかは禁止。)など人口増加率が高い割にコンテンツが充実してないとこをターゲットにしていけば、と思います。

アラビア語は右から左に書くようなので、日本語の字幕とぶつかってしまうのをどう避けるかが、ニコニコスタッフが将来的に直面する最大の課題だと思ってますw
公営ギャンブルがテラ銭を変更して胴元の取り分を増やすようですね。

競輪・オートレース払戻金5%減へ 赤字対策で経産省
http://www.asahi.com/politics/update/1216/TKY201112160751.html
公営ギャンブルの競輪とオートレースの売り上げが低迷しているため、経済産業省は16日、法律で定める当たり券の払戻率を引き下げる方針を固め た。自転車競技法と小型自動車競走法は、勝者を予想する車券の売り上げの75%以上を、当たり券の払戻金に充てると定める。これを「70%以上」へ引き下げ る
ほか、 開催回数の下限と上限を定めた国の規制もやめ、効率的な運営を促す。

公営ギャンブルは年々観客数を減らしていっています。
天下り役人のお給料確保のためでしょうが、こんなことをすればますます客は離れていくと思います。

パチンコも、倒産や撤退が相次いています。
また、富裕層を狙ったカジノでは、HISが豪華カジノ客船や豪華カジノ飛行機などを推進する動きがあるようです。
貧乏人の懐なんてしけたもの、どうせ狙うならお金持ちの方が割がいいですもんね。
大王製紙のぼんぼんみたいな金持ち相手なら別にいいですけど、負け組の生き残りを賭けたエスポワール号みたいなギャンブル船が現れるなんてことは ないようにお願いします。


ハウステンボス―上海に新航路 HIS、カジノ船も計画
http://www.47news.jp/news/2010/09/post_20100929200024.html

空飛ぶ豪華客船で富裕層を! カジノ船で中国人を! HISとスカイマークが″貧乏人″相手の商売から脱却!
http://news.livedoor.com/article/detail/5308329/


中流層は、中産階級のパチンコといわれるFXもレバ規制のせいか下火でしょうか。
ギャンブルも、階級化の流れがはっきりしてきました。

上流 カジノ
中流 FX
下流 パチンコ

上から下までギャンブルに熱狂なんて、亡国の兆しと歴史が教えてますが、経済成長が停滞して社会が固定化すると、ギャンブルで一発逆転を狙ってみ たくなるのが人情というもの。
そのうち、動物と死刑囚を戦わせてそれに賭ける、なんてのも出てくるのでしょうか。
海外でもオンラインカジノやテレビのポーカー番組などが流行っています。
ソーシャルゲーム会社のジンガもオンラインギャンブルに参入するようです。


ジンガはオンライン・ギャンブルを次の成長機会と捉えている
http://markethack.net/archives/51798165.html
http://markethack.net/archives/51799967.html


株価が一時1万を割った任天堂もじり貧の家庭用ゲーム市場なんて忘れて、これまでのファミリー向けの姿をかなぐりすて、米国オンラインゲーム市場 に殴り込みをかけてはどうでしょう。
花札の頃に先祖がえりですね。
マリオが走り回りコインを集めるのが実際のお金だったら、大うけ間違いなしです。ジンガなんて目じゃありませんw