Ortahisar-Çavuşin / Nevşehir
ヒティッティ（ヒッタイト）時代から今日に至るまで、この地方では大きな戦（いくさ）、争いは起きなかったようである
確かにある時代にはキリスト教徒やアルメニア人など、一部が迫害を受けたという歴史はあるが、地方一帯が戦で血の海と化したということはなかったようである
アジアの西の果てに位置するトルコ、アナドル地方は古くから多種多様な民族、文化、宗教が混在する要所として存在してきた
それら個性が日ごろ衝突し合うことはなく、互いに良き隣人として歩み寄ることによってこの地方独特の風土を生み出してきたのである
トルコ料理に例えれば、冷蔵庫の残り物をみんな入れた具沢山の特製チョルバ（スープ）だ
そんなチョルバに惹かれて今日も世界中から人々がやって来る
彼らもまた新たな食材として一味加えていくのだろうが、気になるのはここ数年の日本人旅行者数が跳ね上がったように思えるのである
この地方でチョルバを注文すれば味噌汁が出てくる日もそう遠くないのだろうか
「カッパドキ・アユートピア計画 ＝ K.Ü.P.（Kapadokya Ütopya Projesi）より」
カッパドキア・スタイル
Kapadokya stil.
カパドキア・スティル
