こんにちは、naoです。


息子が中1の時(9年くらい前)の、理科の授業参観でのお話です。

教室に入った瞬間に、先生の顔を見てびっくり。
わたしの高校1年生のクラスメイトのS君だったのです。

S君とは特に親しい間柄だったわけではなく、普通に話ができる感じでした。

わたしの出身高校は大学に行く人が全体の3分の1。
日東駒専に入ると凄い人と呼ばれ、教師になれるような人はごく一部でした。

1年の時のS君は、特に目立った成績でもなく、
「教師に良くなれたな〜」
と言うのが、わたしの率直の感想でした。

また、わたしの苗字はありふれているわけではないので、S君からすると息子の事を
「もしかしたら、W高校(わたしの出身高校)の時のXX(わたしの苗字)の息子」
と思っていたのかもしれません。


授業参観が終わり、S先生が教室から出るのを待って声をかけることにしました。

人違いと言うことも考えられるので、念のためにお伺い口調で、

「お忙しいところすみません。1組のXXの父親です。失礼ながらS先生の出身高校はW高校では有りませんでしたか?」

帰ってくる答えは、YESしか想像していなかったのですが、まさかのNO。

丁重に謝って、それ以上追及はしませんでした。


苗字はもちろん名前も覚えていたので、息子が帰ってきたときに、S先生の名前を聞き出しました。
息子は覚えていなかったので、同じ中学出身の娘の卒業アルバムを引っ張り出して名前を確認したところ、わたしの覚えていた名前と同姓同名でした。

さらにわたしの高校の時の卒業アルバムまで出してきて、息子と娘にS先生の顔を見せ同一人物と思うか聞いたところ、二人とも
「S先生に間違いがない」
との返事でした。

なぜ、嘘をついたのか?

その時の娘の一言がしっくりきました。

「生徒に舐められたくないから、W高校出身である事を隠したかったんじゃない?」

W高校と娘と息子の出身高校(公立中高一貫校)は偏差値的にも15以上の差があるのです。

先生の出身大学はなんだかんだで生徒に知れ渡る事になっても、高校は自分から言わなければわかりませんものね。

S先生もW高校である事が知れ渡らないかを気にしていたのかも。
もちろん、子供たちには緘口令を敷いておきました。