こんにちは、naoです。



昨日の記事に関連して、2018年に書いた記事を再掲載します。



今回は、泥棒撃退の話です。


結婚して最初の新居は、1階が小規模のレンタルビデオ屋、その2階が住居になっている物件を借りていました。

2階に住んでいるのは私たち夫婦のみで、間取りは2DKです。

縦長の部屋で、北から南に向かってダイニングキッチン、6畳和室、8畳洋室の並びでした。


洋室の南側に窓があり、窓を頭にシングルベッドを2つ並べていました。


深夜2時頃、妻が「下から、変な音がするよ」とわたしを起こしてきました。


コツコツ、コツコツと一定のリズムを刻む音がします。

窓をそ〜っと開けて下を覗き込むと、人影がぼんやりと見えます。

階下のレンタルビデオ屋の格子付きの窓に向かって、何か作業をしている最中でした。

「泥棒だ!」

階下に私たちの声が聞こえるわけないのに、小声になってしまいます。

「どうする、このままだと泥棒がビデオ屋に入っちゃうよ」


ここで、2つの選択のどちらか迷いました。

1つはそのまま、110番をして警察が来るのをじっと待つ。

もう1つは110番をして泥棒を撃退する。


わたし達は後者を選びました。


武器になるものを持って行き階下で闘うほど、腕っ節に自信はありません。
もし自信があっても、この選択はしないほうがいいです。

その時なぜか、こんな選択をしてしまいました。

上から、熱湯をかけよう!

電動ポットには熱湯が入ってました。

それをジャバっと上から頭に向けて、かけたんですニヒヒ

「あちちちちっ」という声とともに、逃げていく泥棒。


熱湯をかける直前に110番をしていたのですが、警察が来たのは泥棒が逃げてから10分程経ってからです。
(到着が遅かったのは、サイレンを鳴らさないように来たからと言い訳してました)


その後の調べでは、格子を外し終わったところだったらしく、あとちょっとで窓を破りビデオ屋に入るところだったそうです。

入った後は数分で目的を達成するはずなので、盗まれないという点では、わたし達の選択は良かったみたいです。

ただ、熱湯はやり過ぎだと、警察官に言われました。

今でも不思議なのは、なぜ熱湯を選択したかです。
そのあと何もなかったから良かったのですが、報復だって考えられますよね。


翌日、菓子折りを持って、レンタルビデオ屋の店長がお礼を言いに来ました。

その後、警察からもビデオ屋からも何も言ってこなかったので、犯人は捕まらなかったのでしょう。


最後になりますが、本当の正解は110番通報して警察が来るのを待つです。

中に泥棒が入っている最中に警察が捕まえる可能性も有ったのだから。