こんにちは、naoです。



昨日の記事に関連して、2018年に書いた記事を再掲載します。



犯罪に巻き込まれたり、オカルト現象が起こったりと、なにかと巻き込まれてます。

でも、過ぎ去っちゃうと、あまり怖く無いのが不思議ですね。

実は子育てカテにいるときにも、この話題を書きたかったのですが、教育関係のブログにこれを混ぜると、胡散臭くなるので、やめてました。


アラフィフカテに移って、こんな記事もいいかと思い書いてます。

これから、もっと胡散臭い話題になりますので、しばらく見届けてくださいw


今回は、暴走族に囲まれた話をします。


彼女(のちの妻)と付き合い始めて、1年くらいの冬の話です。
わたしは25歳くらいでした。


彼女とデートをしての帰り、彼女の自宅付近で16時頃にハンバーガーのセットを買いました。

そして、自宅から少し離れた車が50台くらい停められる規模の公園の駐車場で、食べることにしました。


車中で、食べながらいろいろと話していたら、朝早くから運転をしていたせいか眠くなり、帰り(わたしの家まで30km離れてます)のこともあるので少し仮眠してから、彼女の家に送り届けることにしました。


冬は日が落ちるのが早いんですね。

18時頃に目覚めたら、辺りは真っ暗になっていました。

寝ぼけた感じで、周りを見回していたところ、何か人影を感じたんです。

車の中を数人の男達が取り囲んで、中を覗き込んでます。

容姿を確認すると、服装や髪型から暴走族の男達だと言うのがわかりました。


「ヤバッ💦」

こう言う輩が来たせいなのか、周りには車が1台もいません。

彼女も起き出して「なんか、ヤバイ事になってるね」と言ってきました。

今なら、携帯から110番をするところですが、当時は携帯が広まっていない時代です。

すぐに車を発進して、逃げようとも思いましたが、車は輪止めに対して、前向きに停まっていて、後ろにしか進めません。

後ろにも人影が有って、このままでは轢いてしまいます。


一人の高校生くらいのあどけない顔をした男が、車の窓をノックして来ました。

車のドアは絶対に開けないことにして、パワーウィンドウを半分だけ開けました。

「車動かしたいんだけど、どいてもらえますか?」

わたしの方から、第一声を発しました。
相手は完全に年下ですが、挑発しないように敬語で対応です。

「お兄さん、何してるんです?」

あちらも、敬語で話しかけてきました。

こちらが、応える前に、

「俺たち、お金なくてさ〜。貸してもらえませんか?」

恐喝か〜。

人生初の恐喝体験でした。

こういうときに逆らったり、外に出て何かしようとしてはいけません。

「ちょっとしか無いんだけど。」

コインボックスに、数百円の小銭が有ったので、それを差し出しました。

その直後、車がギシギシという音とともに、軽く上下に動いたのです。

なんと、先ほどとは違う男が、車のトランクによじ登って来たのです。

このままだと、勢いがついた男達が車の屋根に登りかねません。

また、彼女にも危険が及ぶかもしれません。

この行動で、わたしの頭の回路がプチっと切れてしまいました。

こいつらがどうなっても知らん💢


ギアをバックに入れて、急発進です。

トランクに乗っていた男が車から、転げ落ちるのがわかりました。

横にいた男も、車からすぐさま離れていきました。

バックミラーを見ると、男達が乗って来たスクーターに数人の男が飛び乗って、こちらの車を追いかけようとしています。

ただ、ここで男達が馬鹿なのがわかりました。

もともと2ケツ(二人乗り)してきたからなのか、こんな時も律儀に2ケツで追いかけようとしてます。

スクーターは4台くらい。

車(プレリュード)と2ケツのスクーターでは、スピードが明らかに違うので、逃げるのは簡単でした。

ただ、信号などで停まっているときに、追いつかれたら困ります。

公園から出てから、赤信号でも突っ切りました。

もちろん、交差点で車が来ない事は確認しての行動です。

もし警察に捕まったら、それはそれでちょうどいいんです。
行き先は警察署だから。

警察署への道のりは、彼女がナビしてくれました。

こういうときに、交番に行ってはいけません。
交番は巡回などで出払っていることが多々あるので、助けを求めている最中に取り囲まれる可能性もあります。

結局、暴走族に追いつかれることなく、一番近い警察署に辿り着くことが出来ました。


警察署に着いて、全ての事情を説明しました。

公園の名前、被害にあった時間、被害内容(小銭を取られて、車に乗られた事)などを調書にしていきます。

車のトランクを見に行くと、真ん中あたりが軽く凹んでいます。

やられた〜💢💢

多分、安全靴(つま先に金属のカバーが入った肉体労働系の人達が履く靴)で乗ったのでしょう。

刑事らしき人が、車の写真を何枚も撮ってます。

相手が車のどこら辺を触ったかを聞かれ、その辺りの車に着いた指紋も採取してます。


また、わたしと妻の指紋も10本全部採取されました。

相手とわたしたちのどちらが触ったかを判別するためです。

この時、わたしたちの指紋はある程度の期間が経ったら、廃棄するとの説明も受けました。


一通りの事が終わるのに、全部で2時間くらいはかかったと思います。


警察官とこんな話もしました。

逃げる時に、暴走族を車から振り落としたのだけど、相手が怪我をしてるかもしれない。

もし怪我をしていたらなにか問題が有るかを、聞いたのですが、警察官はそんな奴らどうなっても問題ないから大丈夫だと言ってました。

今なら犯人の人権がどうのこうので、問題になりそうですね。


そして、警察官が最後に言いました。

一応、被害届は受理しておくけど、相手は未成年、対物の保険なんか入っているわけないし、まともな家の家庭じゃないから、犯人が捕まっても車の修理なんかは期待しないほうがいいよ。


この言葉を聞いて、犯人を捕まえる気は無いんだなと思いました。


案の定、その後に犯人が捕まったもしくは、捕まらなかったの連絡は有りませんでした。


PS.
車の修理ですが、そのまましばらく置いておいたら、首都高で多重衝突の真ん中にいて、全部相手持ちで直りました。