こんにちは、naoです。
昨日の記事に関連して、2018年に書いた記事を再掲載します。
今回はわたしが早朝のトラック配送のアルバイトをしていた時に、出くわした事件のお話です。
わたしには生鮮食料品専門の運送屋をしている友人がいます。
その友人の依頼で、22歳〜24歳まで、正職を持ちながらアルバイトをしていた時期がありました。
毎週日曜日の朝3時〜12時頃まで、地元の配送センターから生鮮食料品を2トントラックに積んで、東京のスーパーマーケットへ配送するのが仕事内容でした。
冬の寒い日のこと、家をマイカーで2時半頃に出て、トラックが置いてある駐車場に向かいました。
駐車場にマイカーを置き、当日乗るトラックに乗り換えます。
この時期のトラックには霜が付いているため、暖機運転をしてフロントガラスの霜取りをします。
その暖機運転中に、事件は起こりました。
下の写真を見てください。
ここが事件の現場付近となります。
道路の右側の白い軽自動車側に駐車場がありました。
トラックは道路に向かって停車していました。
向かい側の道路を挟んだ先に、何か人影が動いたのが見えました。
(写真のガードレール付近です)
ヘッドライトを点灯したところ、男が女性に覆いかぶさるような影が見えました。
相手側からすると、スポットライトを浴びるような感じになったと思います。
女性が男に襲われた瞬間でした。
わたしはすぐに車外に出て、対向車線に向かいました。
男はヘッドライトを浴びた事により、勢いよく逃げてしまいました。
女性のところに駆けつけると、上半身を無理やり脱がされそうになったのか、下着が見えている状態でした。
女性の年齢は18歳くらい。
簡単に言うと、見た目はヤンキーです。
その女性に確認のため、「今の人は知り合いか?」と尋ねたところ、「違う」との事。
詳しく聞いたところ、
事件現場から200mほどの距離の友達宅に遊びに来て、タバコが無くなったので自販機に買いに行く途中、男から声をかけられ、無視をしてスタスタと歩いていたら、事件現場で後ろから倒されてしまったそうです。
明らかに犯罪なので、「一緒に警察に行こうか?」と聞いたところ、未成年でタバコを買いに来た負い目もあったのか、「警察は行きたくない」と言われました。
このまま返すわけにもいかないので、トラックで友達宅に送ってあげる事にしました。
友達宅に行ったところ、帰りが遅くて心配をしたのかその友達が外で待っていました。
友達からすれば、女性は徒歩で買い物に行ったはずなのに、トラックから出て来たので、驚いた事でしょう。
わたしは安全な場所に女性を送り届けたので、仕事に復帰する事にしました。
3kmほど離れた配送センターに向かう途中、先ほどあった事件のことを思い出し、この時になって初めて足が震えました。