こんにちは、看護師のゆめです
食欲の秋ですね りんごやナシなど果物もとっても美味しい季節になりました。
そんなおいしいりんごでも、喉に詰まりやすいのです
ご存知ですか?
今日は誤飲について少しお話ししたいと思います。
まさかこんな物飲み込まないだろう…
という物でもあっても安心はできません。
遊びに夢中になっているうちにボールを飲み込んんでしまったり、
ぬいぐるみの目や鼻のパーツを飲み込んんでしまったり…
当院でも様々な物を飲み混んで来院されています。
ネズミのおもちゃ
栗、プラム・桃の種
お子様の消しゴム、何かのかけら
りんご、針、リボンやひもなど、多種です。
リンゴなど硬い物は食道に詰まることがありますので与える大きさに注意です。
ネギ類(ニラもです!)やチョコレートなどは与えてはいけないと
ご存知だと思いますが、今の時期とっても美味しいぶどうも
実は与えてはいけないようです。
1度に多量にぶどうを食べた犬が急性腎不全に
なったという例があります。
命の危険もある病気ですので少量でも念のため
与えない方が安全だと思います
誤飲した時詰まってしまうのは...
主に食道、胃、腸です。
食道に詰まると食道の隣の気管を圧迫し、呼吸困難を起こす事もあります。
胃に流れていったとしても胃の出口、腸の入り口で詰まってしまうこともあります。
腸は物が詰まったままにしておくと、その箇所が壊死してしまったり、腸が捻れて
全く動かなくなったりと生死に関わることも
このような時は、元気・食欲がなくなり頻繁に嘔吐を繰り返すなどの
症状が出ることが多いです。
検査・治療
お腹の触診
レントゲン
エコー検査
場合に寄ってはバリウム検査
飲んだ物や大きさ、飲んだ時間(飲んでから時間が経ってない場合)
に寄っては吐かせる処置を行います。
吐かせることが難しいもの(針や串など尖っていて危険なもの、大きいものなど)は
内視鏡や手術で取り出すことになります。
受診の時は
いつどんな時、どんな物をどれ位飲んでしまったか
食べてしまった物と同じ物があれば一緒にお持ち下さい。
また、誤飲は閉塞を起こすものだけではなく薬や
毒性の植物・殺虫剤などのように体に害を及ぼすものもありますので
出来るだけ早く病院へ連絡、受診してください。
お菓子も包み紙ごと食べてしまう子もいるので
油断はできないですね~ ゴミあさりをするこであれば、
蓋付のゴミ箱にするなど工夫が必要ですね
絶対テーブルには上がれないだろうと思っていても
どうにか食べれないかな~と考え、忍び寄っています。
こらっと急いで取り上げようとすると一気に飲み込んで
しまうので気を他にそらせたすきに取ったり、普段から
口の中の物をだす訓練をしておくと良いと思います