こんにちは、看護師のゆめです
今日は私の姉夫婦の家族のチワワのもみじについて
お話ししたいと思います。
もみじは今年で12歳になります。
3年前のある日突然ジャンプができなくなり、首を動かすことができず
触るとキャンっと鳴くようになりました。
元気もなく、体の震えも
すぐに病院へ行き診察・レントゲン検査の結果、頸部(首)と腰部の
椎間板ヘルニアがみつかりました。椎間板ヘルニア
背骨(脊椎)の間にある椎間板と呼ばれるクッションがつぶれ、
変形してしまった状態をいいます。
椎間板は外側が繊維輪、内側が髄核と呼ばれるゼリー状の
組織から構成されています。 外傷や肥満、老化などにより椎間板が
破れ中の髄核が外に飛び出して近くにある神経や脊髄を圧迫します。
主な症状
初期
触ると痛がる
震える
歩きたがらない
抱くと痛がり鳴いて怒ったりする
進行してくると...
後ろ足がもつれ、歩行困難、
後肢・四肢の麻痺 排尿、排便困難など
原因
肥満
太りすぎにより過度に椎間板に負担が・・
老化
加齢に伴い骨の老化で頭部・胴体の重みを支える
脊髄の特にクッションの役割をする椎間板へ負担大です
激しい運動
跳んだりからだをねじったり
おもちゃの引っ張り合いや、くわえて激しく頭をふったり
外傷
交通事故、高いところからの落下などの瞬発的に強い力が
加わると破れ中の髄液が飛び出してくることもあります。
犬種
ダックス、コーギー、ビーグル、ペキニーズなどに
多くみられます。
治療
それぞれの進行によって様々ですが症状の軽いうちであれば
注射や点滴、投薬で炎症痛みを抑えお家では安静に。
ソファーに飛び上がってしまうなど安静にできないときは、
ゲージやサークルに入れて安静にさせることも必要になります。
症状が改善しない、症状が重度の場合は手術が必要になります。予防
高い所へ飛び乗り飛び降りさせない
(その他、階段の上り下りなど)
食事管理
肥満は椎間板ヘルニアだけではなく様々な病気につながります。
日々の食事に気を付け適度な運動を心がけましょう
もみじの場合は早期治療で痛みもなく今まで通りの生活を
送ることができています
今は関節サポートのサプリメントを飲んだり、
ソファーに飛び上がらないように階段を置いたりと工夫しています
異変にいち早く気付いてあげられるのは家族の方々です。
愛犬の歩く仕草や様子に異変がみられた時は早期の受診を
おすすめします