ワンちゃんの不妊手術 | マコト動物病院日誌

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こんにちは 、看護師のあべ です

今日はワンちゃんの不妊手術についてご紹介します

もう殆どの飼い主様がご存じかと思いますが、今一度おさらいしたいと思いますにこ


今までは、「望まない子犬を増やさない」ということを一番の目的に、不妊・去勢手術が行われてきました。

近年ではその目的だけではなく、
愛犬の健康と長生きのために、
手術を選択する飼い主さんが増えてきています。

ですが、やはり健康な体にメスをいれるということで、悩まれる飼い主様も多いと思います。

したほうがいい?しなくてもいい?
飼い主様が正しい知識を学び、しっかり検討できるよう、ほんの少しでもご参考になればと思いますごあいさつ


☆ どんな手術?

全身麻酔をかけて、開腹し、左右の卵巣と子宮を摘出する手術が一般的です。
1~2日程度入院し、当院では10日後に抜糸を行います。


☆ いつ手術をすれば?

何歳でもできますが、当院では生後6か月以降から行っています。

初めての発情期頃に不妊手術を受けたワンちゃんは、
乳腺腫瘍を発症するリスクが大幅に減少する、という報告があります。

→ 手術をしてはいけない時期は?
 体調が悪い時や、発情中は避けましょう


☆ メリットは?

・ 望まない妊娠を避ける
・ 子宮蓄膿症、子宮内膜炎、卵巣腫瘍などの生殖器の病気を予防
・ 「偽妊娠」を避ける
  偽妊娠とは・・・ 妊娠をしていないのに、黄体ホルモンの分泌が続き、腹部の膨張、乳汁がでたりなど妊娠しているかの様な変化が起こる事です
・ 発情にともなう体調の変化や、ストレスからの解放

☆ 注意すべき点は?

・ 出産ができなくなります
・ 全身麻酔で開腹手術を行うので、麻酔や手術のリスクがあります
  →術前検査をしっかり行いましょう
・ 太りやすくなります
  →適切な食事管理、運動管理で予防しましょう

他にも、毛の質がやわらかい毛質に変わるワンちゃんゴールデンレトリバー もいます。
不妊・去勢をしているワンちゃんの飼い主様は、前足や後ろ足に産毛、綿毛の様な毛が生えてないか確認してみて下さいニコニコ



それでは、当院での不妊手術の流れをご紹介します星


 写真は、先日不妊手術を行った、
カニンヘンダックスのチョコちゃん女 (6カ月)ですラブ


※まず、事前に必ず血液検査を行います。
 全身麻酔をかけますので、腎臓や肝臓等の健康状態、
 さらに血液凝固系といって、出血した時にすぐに血が固まるかどうか、
 詳しく検査をします。
 この検査はワンちゃんの去勢、歯石取りの時も同じく行います。

不妊だけでなく、他の手術でもそうですが完全予約制となっております。
 予約が埋まっている場合もありますので、
 ご希望の日にちの1,2週間前など、お早目のご予約をお願い致します。


【当日の流れ】

①午前中(9時から11時頃まで)に病院に来院して頂きます。
 当日は絶食絶飲になります。

②お昼頃から手術

③翌日(診察時間内)のお迎え
 歯石取り、去勢の手術は当日のお迎えになりますが、
 避妊手術の場合は、翌日のお迎えになります。
 → 10日後の抜糸になります。

お迎えの時は、当院では傷口を舐めないように、服帯を着せてお返しします。

こんな感じ下矢印
 

 
 似合ってるねラブ

 
汚れたり破れてしまった場合は交換しますのでご来院下さいスマイル

 
晩御飯ももりもり食べてましたキャハハ 

 
 チョコちゃんありがとうWハート
頑張ったねキラキラ

 

前述しましたが、去勢・不妊手術後はホルモンの関係で太りやすくなりますひい

今までと同じご飯の量で体重が増えてきた、という飼い主様は、
ご飯の量を減らす、もしくは肥満傾向用の『ライト』などのご飯に変えてみて下さい

もちろん当院でも不妊・去勢後のワンちゃん用のご飯も取り扱っておりますので、お気軽にご相談下さいごあいさつ

 
ワンちゃんの健康と長生きのために星