【スピードスケート】 高木美帆が1500もV、2日で3勝 W杯、男子500は長谷川翼5位
 スピードスケートのワールドカップ(W杯)第3戦最終日は4日、カザフスタンのアスタナで行われ、女子1500メートルで高木美帆(日体大)が1分56秒36で優勝した。3日の1000メートル、団体追い抜きに続くW杯での勝利。押切美沙紀(富士急)は10位、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)は11位だった。女子500メートルでは辻麻希(開西病院)が37秒82で2位、神谷衣理那(高堂建設)が37秒88で3位に入った。優勝は于静(中国)で、郷亜里砂(イヨテツク)は5位。男子500メートルは長谷川翼(日本電産サンキョー)が34秒78で5位となった。同1500メートルは中村奨太(ロジネットジャパン)らが滑る。格下のBクラスの男子500メートルで村上右磨(村上電気)が3位となった。(共同)

【スピードスケート】高木菜那、復調アピール W杯女子マススタート
 故障で出遅れていた高木菜が女子マススタートで2季ぶりの表彰台に立った。前日の団体追い抜き優勝に続いて個人種目でも復調をアピールし「もう少し状態が上がってくれば、レースをコントロールできる」と強気だった。9月に右膝を痛めた影響でW杯第1戦は欠場、第2戦も団体追い抜きのみの出場だった。まだ回復具合は6~7割だそうで「不安だった」と言うが、展開を読む力はさすがだった。終盤にするすると前進し、最後のスプリント勝負でメダルをもぎ取った。妹が派手に活躍しているが、姉に焦る様子はない。「膝が治ればもっとやりたいスケーティングができる」と自信をにじませた。(共同)

ノルディックスキー=W杯、複合で渡部暁6位 ジャンプの葛西は26位
[4日 ロイター] - ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は4日、リレハンメルで個人第4戦を行い、渡部暁斗は6位に終わった。渡部暁は前半飛躍(HS138メートル)で137.5メートルを飛んで142.6点の4位につけたが、首位と11秒差でスタートした後半距離(10キロ)で順位を落とした。渡部剛弘は前半飛躍で145.3点でトップに立ったが、後半距離で12位まで後退した。渡部善斗は27位、永井秀昭は33位だった。W杯ジャンプ男子はドイツのクリンゲンタールで個人第3戦(HS140メートル)を行い、葛西紀明は130.5メートル、129.5メートルの合計245.9点で26位と苦しんだ。竹内択は29位、伊東大貴は33位だった。

【バドミントン】 タカマツ逆転で連覇 佐藤は山口破り初の女王 全日本選手権
 バドミントンの全日本総合選手権最終日は4日、東京・代々木第二体育館で各種目の決勝が行われ、リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が米元小春、田中志穂組(北都銀行)に2-1で逆転勝ちし、2年連続5度目の日本一となった。女子シングルスはロンドン五輪代表の佐藤冴香(ヨネックス)が、リオ五輪8強の山口茜(再春館製薬所)にストレート勝ちして初優勝。男子シングルスは西本拳太(中大)が坂井一将(日本ユニシス)に2-1で競り勝って初制覇した。男子ダブルスは園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が2連覇し、混合ダブルスは嘉村、米元組が4年ぶり2度目の優勝を果たした。

【フェンシング】 男女とも19歳…松山恭助、菊池小巻が初優勝 全日本個人最終日
 フェンシングの全日本選手権個人戦最終日は4日、東京・駒沢体育館でフルーレが行われ、男子は松山恭助(早大)、女子は菊池小巻(専大)がともに19歳で初優勝を飾った。松山恭は準決勝で西藤俊哉(法大)に15-7で快勝。敷根崇裕(法大)との決勝では先にマッチポイントを握られたが、3連続でポイントを奪って逆転し、15-14で制した。菊池は準決勝で、3連覇を狙ったリオデジャネイロ五輪代表の西岡詩穂(ネクサス)を15-7と圧倒。東莉央(和歌山北高)との決勝も、序盤から順調にリードを広げて試合を支配し、15-8で快勝した。