沖縄 雑貨とごはんとちゅら海ぱ~ん 3 | 空の太陽が落ちる前に

沖縄 雑貨とごはんとちゅら海ぱ~ん 3

美ら海を出た後、お腹が空いたんで沖縄そばでもと思ったんですが、朝も食べたし
(ソーキ無しですけど)
ここはやっぱり沖縄でしか食べれ無い物をって言う事で行ったのはこちら。

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A&Wは本土(大阪や東京)にも一時出店したらしいですけど今は沖縄にしか無いんですよね。
名物のルートビアは苦手なんでパスですけどこのポテト(カーリーフライ)はディープな
揚げ具合のクリスピーさと中の柔らかさが美味しい。
店内はまんまアメリカ!若者と同じぐらいの人数の60~70歳ぐらいのオジイやオバアが
一人であるいは仲間とこんな洋風なお店に食べに来て、まったりとした時間を当たり前のように
過ごす光景は、やっぱり沖縄ならではですよね。
最近はメニューにロコモコなんかも加わって、ますます充実のローカルアメリカン。

その後は那覇に戻り車を返して国際通りへお散歩タイム。
ゆいレールの牧志駅を降りると駅の目の前の小さな公園に人だかりが見えました。
なんかいな~と覗いて見ると『牧志ウガン奉納 全島角力選手権大会』の看板。
こんな機会はまたと無いんで暫く見させて頂くことにしました。
「あれなんて読むのん?カク・リキ?」って嫁さんの質問に
「すもうって読むねんやん。法善寺横町に角力茶屋っていうちゃんこ屋さんあるやん、しらん?」
って能天気な会話をし ているとちょうど各 階級ごと(軽量級、中量級、重量級の3階級)の決勝に入るところという最高のタイミング。
ルールも技も技の名前(沖縄の言葉で全然わかりません)も
わかりませんが男と男の力と技の白熱した試合に引き込まれたように見入ってしまいました。
芝の草地に砂を撒いた土俵の上の真剣勝負とは対照的に、会場には元 ちとせさんの歌がゆるゆると流れ、
地べたに座り込んだ観客は完全にリラックスしていてゆったりとした時間が流れていました。
なんか沖縄~~~って実感できる滅多に無い、いいものが見れて嬉しかったー。

嫁さんは沖縄はこれが3回目。ずっと昔の高校の頃と去年上の息子の出張にくっついてきた母子2人旅とそして今回。
僕は今回の前は5年前。その前も5年ぐらいの間隔が有りますがそれ以前は仕事で
30年程前から年2~3回は来ていました。
国際通りも変わったな~と思いながらうろうろと。中心にある「那覇OPA」が
「フェスティバル」っていう名前でOPENする前から来てたんだもんな~。
安藤忠雄設計の往年のフェスティバル。 今は見るかげもありません・・・

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沖縄の風土気候を無視?した建物でしたからねー。雨に風が付き物の街でオール吹き抜け雨除けなしのクーラー無しは無茶でしょう。

ますます観光客のおみやげストリートと化している国際通りを歩いてみてあらためて昔知っていた沖縄からの変化を感じさせられました。
あの頃大きなお店を構えていた取引先は今はいずこ?って感じですべて無し。
知ってるような知らないような雑踏が続くのみでした。

平和通りのアーケードの方へ入って行って、閉まってましたが公設市場の横を抜けてやちむん通りのSproutっていうお店を覗きに行きました。
ここ、沖縄の若手の作家さんの品揃えが豊富でモフモナに共通する物も多いんです。
国際通りへ戻る途中のアーケードの横道には「市場の古本屋 ウララ」っていう日本で
一番小さな古本屋さんがあります。
沖縄に関する本を集めた1畳ちょっとの沖縄本の部屋と幅1m弱奥行き1.5mぐらいのその他の本の部屋。レジやなんかは路上です。はい(笑)
いろんなお店が軒を連ねる周囲から切り離された不思議な空間。

全てが観光客向けになったように見えるこのあたりにも、こんな風に新しい風は吹いていて
パラダイス通りには気の利いたお店もポツポツと増え、路地を入るとこんな珈琲屋さんも見つかります。

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ひばり屋」は路地(ほんとに狭い路地!)を入った廃屋の庭を利用した露天型の珈琲屋さん。
雨と風の強い日は×。去年嫁さんが探しに来たけど見つけられなかったお店で、今回は見つけた
けれども7時の閉店時間に間に合いませんでした。残念。

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開いてれば中はこんな感じらしい。和めるな~こりゃ(蚊がちょっと気になるけど・・)
いつか次回。

でもこの辺りはいい感じ。そんな一軒のお店のショーウインドーに吸い寄せられた嫁さんが
覗き込んでいると、それに気付いたお店のお姉さんが閉店時間が過ぎて照明が落とされていた
店内の灯りを点けて招き入れてくれました。
申し訳ないな~と思いながら中に入って少しお話をしながら品物を見ていると
お姉さんが僕のTシャツ(心の粒子T)のJPNに気付いて

お姉さん「あ!ひょっとして昨日のPerfumeに来られたんですか!?」
僕達  「そーですそーです(笑)」
お姉さん「いーな~!私も行きたかったんですけど、チケットが手に入らなかったんですよね~」
お姉さん「私の友達なんかも結構大変だったみたいでした~。気付くのも遅かったし」
お姉さん「楽しかったですか?」
僕達  「そらもーーーー!!」
お姉さん「い~な~!昨日も今日もTシャツ着てる人が結構歩いてて、うらやましいなーって思ってたんです」
お姉さん「また来てくれますかね~」
僕達  「3人とも沖縄好きやし、昨日のライブの思い出を更新しにまた来ますよ。きっと」
お姉さん「来て欲しいな~」
ってなお話が出来てとても和めました(笑)お姉さんはディープなファンでは無いけどJPNのロゴが
わかるぐらいには好きな方なんで是非ライブで染まって頂きたいと思いました。次は必ずね。

そんなお話をしながら買ったのはこの器。

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土の素朴な味を残しつつこんなに明るいパステル調の色付けの器ってなかなか有りません。
嫁さんは最初にこのシリーズに目を惹かれたのに、この作家さん(金城有美子さん)の他の
作品に目移りして迷ってましたが、この器ならそばちょこやアイスクリームカップにしたり
サラダを飾ったりといろんな使い方が出来そうです。
ここも小さなお店ですが沖縄のクリエーターの物をセレクトして扱うこのお店の
名前は「tituti」。手と手の沖縄発音だそうです。
閉店時間を過ぎていたのに一見の僕達を迎え入れてくれたPerfume好きのお姉さん
ありがとうございました。

沖縄最後のご飯はひばり屋から「tituti」へ向かうあいだに見かけた「SAKE&MESHI Ueda」。
気持ちの良さそうなテラススペースや垢抜けたインテリアが美味しいにおいを振りまいていたんで
突撃しました。
結果は大正解。お通しで出されたカブやカボチャ、ゴーヤ等-6-7種類の野菜スティックの
甘いこと!おしゃれだし。れんこんのバターソテー、アグー豚の炭火焼、Uedaのオムライス、
あと何食べたっけ?どれも盛り付け味もお洒落で気が利いてました。
おまけにスタッフのお姉さんの接客が気持ち良くって、そのこがまた笑顔が似合うお姉さんでねー。
お腹も心も満たされました。

翌朝は5時に起きて6時前には空港へ向かいました。
皆さんは殆ど前日の夜までに帰っちゃったでしょうし、こんな早朝便にはもう誰もいないだろーなーと
少し寂しく思っていたら、JPNタオルを首に巻いてリストバンドをしたイケメン2人が駆け込んできました。
関空に着いて預けていた(はさみがあるからね)荷物を待っていると2人もこちらへ。
ちょっと勇気を振り絞って「うみ!」って声をかけるおっさん(笑)。「ポカ~ン?」の2人。
その後「楽しかったね~。お疲れさん」って言ったらようやく2人ともわかったみたいで
「あ!なんかな~?と思たー(笑)」「楽しかったですね!」「うみ!」「ぱ~ん!」って返してくれました。
半ば強制的な(笑)海ぱ~んとなりましたが、気持ち良く空港を後に出来た朝でした。

沖縄から家に連れて帰ったのは他にはまずこの「し~さ~」

$空の太陽が落ちる前に


何軒覗いても変わり映えの無いおみやげ屋さんの焼き物の中から10数軒めで嫁さんが奇跡の
ように見つけ出した個性的な一組。小さな小さな工房でゆっくりゆっくり物作りをやっている
「すきま工房」っていう工房の作品だそうです。子供が作ったようなやさしい感じと色が和みます。

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去年以来はまっている「オリオンビアナッツ」
これ、おいしい!中のピーナッツがおいしいし衣もビールにばっちり!
さすがオリオンビールの酵母が入ってるだけの事はあるのかも?普通のスーパーやコンビニには
置いてなくて地元の人もわりと買うのに苦労するみたいですね。だから探しましたよ~。
売ってる店で値段もピンキリだし。僕達が買った平和通りの店は小袋が5つ繋がったやつが¥198で多分最安値?
お向かいでは¥250でした。通販では¥315ですからね。
次に息子が出張に来るまでの分を大人買いしました。

もうひとつは35(サンゴ)コーヒー。死んで砕け、風化した珊瑚を燃やして焙煎する自然に優しい
コーヒーとの事でした。繁華街のゆいレールの駅構内にお店が有りましたね。
試飲してみて美味しかったんで。微かにバニラのフレーバーを感じるのは気のせいかな?


子供が小さい頃、仕事でしょっちゅう来てた事もあって、僕は家族旅行で沖縄に来たいと
思わなかったんです(知らないところへ行きたかったんですねー)
だから今回3人のおかげで初めて嫁さんと一緒に沖縄に来れました。嫁さんは念願だった所へ一緒に来れて、
息子とも一緒にライブに行けてとても満足してくれました。
創り物に時間をとられて海へ近づけなかったんで、渚で「チョン、チョン、チョン」が出来なかった
(あんたいったい誰のつもりやねん(笑)のが心残りみたいですがひとまず今年はバイバイ沖縄。
また来させてね~3人さん!