岩手県は震災被災者向け仮設住宅の入居者が退去する際、エアコンなどの備品を無償譲渡する方針を被災市町村に示しました。

合わせて、仮設住宅の撤去・集約計画の作成を要請しました。

備品譲渡は宮古市と釜石市であった市町村の仮設住宅担当者会議で明らかにしました。

対象備品はエアコン・暖房機器・照明器具・物置・カーテンの5種。

市町村が今後進める仮設住宅の撤去・集約で空き室が多く出てくることに伴い、撤去される仮設の備品のみ、入居していた被災者に譲渡します。

県側は

「これまで廃棄していた備品を有効活用するための措置」

と説明しました。

県によると、今のところ、仮設住宅の撤去・集約計画を公表している釜石市が譲渡を検討する意向を示したとのことです。