朝からあゆはまつ毛エクステ。
そのあと、渋谷と原宿間の明治通り沿いの洋服屋さんをブラリ。
あゆは今日から来週末まで、遅めの夏休みで9連休。
明日からは女友達と京都に3泊4日の旅。
パッケージツアーの申し込みも先日一緒の外出中に行いました。
あゆがカウンターで申し込んでいるとき俺は、いろんなツアーのパンフを見ていました。
申し込みを終えたあゆ。例によって新幹線はグリーン車にそして高級ホテルにランクアップ。
贅沢にできているあゆだから、それは仕方ないんだけど、一緒に行く女友達は
あゆの前の会社時代の同僚で、その子も今は別の仕事をしてるらしいんだけど、
収入の減少をカバーするため、週末ファミレスでバイトしてるらしい。
そんな子にとって、往復新幹線グリーン車と高級ホテルが旅の贅沢として、そこまで必要かと疑問視していました。
そう。そこで俺はK介と一緒に行くんじゃないかと考えました。
これは嫉妬だね。
遠まわしに質問をしてもボロを出さないあゆ。
逆に突然の質問にも的確に切り返すところを見れば、やっぱりその女友達を行くのかなぁ。
綺麗好きなあゆは、旅行前に部屋を片付けておきたいという。
配送が20~21時に来るとも聞いた。
一緒に旅行に行く女友達がファミレスにバイトに行く前の18時までに新幹線チケットを手渡ししたいと言ってた。
そのため、今日のデートは17時にあゆを送り届けて終了。
辻褄は合ってる。
少し道が混んでて、あゆを家に送り届けたのは17時半。
30分遅れたことにより「部屋の片づけができない!」と怒り気味のあゆ。
どうして?
友達にチケットを届けた後でも十分に夜に掃除する時間があるじゃん。
俺はそんなにメールしないので、普段はあゆもすぐに返信してくれます。
たまにまったく返信がなくなるときを除いて。
その“たまに”のうちのひとつが、K介と静岡に遊びに行ってたときでした。
K介と一緒のときはメールしないみたい。
そこで何気ないメールを21時に送信。
返信なし。
23時に送信。
また返信なし。
夜中1時に送信。
返信なし。
これはおかしい。。。
もちろん寝てることも考えられるけど、もしかしたらチケットを渡したのはやはりK介?
先週帰省したときは、俺に東京駅への送り迎えを頼んだのに、今回はいらないという矛盾もある。
いてもたってもいられなくなった俺は、あゆの家までクルマを走らせました。
あゆの部屋は電気が点いていました。
「いるじゃん」
と思ってたら、まもなくあゆが部屋から男性を伴って出てきて、あゆのクルマで出発。
暗いからわかりにくいけど、あのシルエットはやっぱりK介っぽい。
つい俺は追跡を始めてしまいました。
夜中だもんね。
しかも俺のクルマは真っ黒のSUV車でデカイ。
追跡は最初からバレてたみたい。
途中で巻かれてしまった俺。
30分くらいしてあゆから電話。
あゆ「どういうこと?」
とし蔵「こっちが聞きたいセリフ。どういうこと?」
あゆ「女友達にチケットを渡して、早めに寝てたら、急に連絡があって(K介?)遊びにきた。
ほんとに突然。今までもとし蔵さんあああいうストーカーみたいなことをしてたわけ?
家に帰ってから、また出直してきたりしてたわけ?
とし蔵さんはそういう人だとは思ってなかった。前にも言ったことあるけど、あゆはストーカーに
殺されかけたりしてきた。トラウマなの。信じられない」
と言って、電話を切られました。
こっちからかけても出てくれません。
あきらめて自分の家に帰ろうとクルマを走らせていたら、あゆから電話。
あゆ「さっきは感情的になってごめん。突然遊びにきた友達をファミレスとかでなくて家に上げたのも
あゆがいけなかった。だけど、とし蔵さんはとんでもないことをしたんだよ。あゆは将来とし蔵さんと結婚しても
いいと思い始めてた。なのにこんなことをして、最低。」
俺は昨日あゆがおう吐を繰り返してたという話を使いながら、今日メール返信がなくて心配で、そしたら
心臓がバクバクになり、あゆが突然思い浮かんだので、“虫の知らせ”と思って、慌ててクルマを走らせたという話を作り説明。
あゆ「理由がどうであろうと、とし蔵さんのやったことは許せない。ちょうどあゆは連休だから、その間あゆからは
連絡しないから、頭を冷やしなさい」
と言われた。さらに
あゆ「あゆが休みの間、やらなければならない仕事は進めておくように」
とし蔵「仕事は進める」
こうしか答えられなかった。
暗くてわかりにくかったけど、あの男はおそらくK介。
ということは、夕方6時頃にあゆは女友達にチケットを届けたのではなくて、
K介を迎えに行き、あゆの家でご飯を食べ、俺が目撃した時間に送ってった。
チケットを渡したのもK介。
そう見るのが自然だよね。
いい加減関わりたくなくなってきた。
あゆはいいオンナだけど。
連休が明ければ、また何もなかったかのようにあゆは俺と接するのでしょうか。