GOETHE1月号記事:売れないクルマの登場を僕は待っている | 福田敏也 オフィシャルブログ PEACE! Powered by Ameba

GOETHE1月号記事:売れないクルマの登場を僕は待っている

GOETHE1月号
出井伸之さんの文章より。

ーーー
それこそドイツでは、ミュンヘンからフランクフルトまで、どのくらい時間がかかるのか、とたずねると、日本では考えられない質問が飛んでくる。「どのメーカーの、どの車種なのか」である。クルマによって、大きな違いがでるからだ。違う言い方をすれば、メーカーの選択は、そのくらい大きな意味を持っている、ということである。さて、日本車には、どのぐらい日本らしさが出ているだろうか。残念ながら、日本はこれだ、が浮かんでこない。
(中略)
そして、もうひとつ僕が思うのは、国の政策だ。世界に冠たる自動車産業を持つ国の道路やクルマインフラが制限だらけなのがこの国なのである。こんな状況では、世界が驚くクルマが出てくるとはとても思えない。新興国の追いあげは激しい。ターゲットを絞り込み、思いきったチャレンジをする”売れないクルマ”の登場を僕は待っている。
ーーー

出井さんの視点、文章。
大好きです。