東京朝市アースデイマーケットなるものが東京にあるらしい。

なんでも不定期に催される仮設テントを用いた生産者直接販売の市場(NPO運営)らしい。

それだけしか知らないのだが、どうも私の頭の中の消しゴムは活溌ですぐ忘れてしまうため、ポストイットのようにブログを書かせて頂きました。
雑記しか増えなくて研究やってんのかって感じですよね。

そんな東京朝市にぜひ機会があれば行ってみたいと思う私です。



話は変わりますが、パリにも市場があります。marcheと呼ばれるそうですが、毎週何曜日何時から何時までという定期的な市場だそうです。

パリ市のホームページを見てたらこんな歴史があるそうです。

En 1860, 51 lieux d'accueil pour le commerce non sédentaire existaient déjà. Avec la réouverture du marché des Enfants Rouges, le plus vieux marché couvert de Paris, la création de nouveaux marchés et l'ouverture de certains d'entre eux l'après-midi, la ville compte désormais 95 marchés, y compris les puces et les marchés spécialisés.

Au 1er août 2006, le nombre de commercants non sédentaires est d'environ 9000 sur l'ensemble des marchés parisiens.

だそうです。。。


すみません、正直言ってわかりませんが、1ヶ月公設市場研究に携わってきた者の勘ですが、
「1860年には非定住の商人のために場所が51ヵ所既に存在していて、新しい市場ができて95ヵ所になり、2006年にはパリに9000の商店が存在する」

って感じでしょうか。(かなり適当・・・)

すごい数ですね。
訳が合ってたらですが。


そうゆう、新しい取り組みや市場が生活の基本となっている地域を参考にしながら、大阪の公設市場の歴史を研究していきたいと考えています。


そもそも大阪の公設市場の発生は生産者直接販売で、消費者が安く安全で安心して食料を購入してもらえるように設置されました。

戦争期と地球環境問題期で時代背景は異なっていますが、まさに東京朝市がやっているようなことが発端となり公設市場(大阪市運営)の価値が位置づけられ、大正、昭和をパリのマルシェのような活気を持って時代を乗り越えていったのですかね。



ここ1ヶ月で、自分のスタイルを根っこにして、大阪の市場を幹に持ち、現在少しずつ沖縄、東京、パリと枝が増えていきました。
まだまだ葉とか芽はでてこないですが、着実に研究を進めようと思います。

とりあえず枝を出し損ねないようにポストイットすることは大事ですね。

あと一年あったらパリの研究もしてみたいなと思う今日このごろ。

でも、まずは一兎を。

by K
「市場へようこそいらっしゃいました。」という意味です。


市場×都市-市場にようこそ


なんとなく始まりました。第二回ゼミ。
みなさん市場に興味がある!?ようで良かったです。

全く市場に興味がなかった僕が言うのもおかしいですが、人の心とは不思議なものです。。。


というのは置いときまして、

少しずつゆっくり微力ながらも、市場のことについて知ろうと努力していこうと思います。


さっそくですが、この前のブログで話してた市場と商店街の違いについて。


小売市場の定義は、一つの建物であって、その建物内の店舗面積の大部分が50㎡未満の店舗面積に区分されかつ、10以上の小売商店舗の用に供せられるもの。

だそうです。

まぁ、百貨店の一層分と考えて頂ければよいのでしょうか。
阪神百貨店の地下食品売場とか。


その小売市場の中でも、所有や管理の違いで公設市場や民営市場に分かれるそうです。

国・地方公共団体の第一セクターが運営するものは公設市場。

民間がかむのは民営市場。

公と民が共同する第三セクターは民営なのでしょうか。

ここらへんの境界はあいまいなので、今後の課題です。
なんとなく覚えていて下さい。


ここでちょうど沖縄の牧志第一公設市場が、公設市場から民営市場に変わろうとしているそうです。

問題はやはり、老朽化による改築の必要性。それにかかる費用が数十億円だそうだ。
那覇市は財政難で支出は難しく、管理費削減のために民間にまかせようとしている。

市の改築・民営化案は三つあり、
(1)改築は市、運営は指定管理者に任せる「公設民営型」
(2)改築・運営を15~30年の期限付きで民間委託する「PFI 型」
(3)改築・運営とも民間で進める「民設民営型」。

いろんな案はでているようだが民間側は、現在の賃料1㎡当たり3,000~5,000円が、改築や民営化によって上がってしまうのではないかという不安もあり反対しているそうな。

まだまだ先は長そうだが、今後の展開に注目したい。


ちなみに、これが牧志第一公設市場です。

市場×都市-牧志第一公設市場

ここで、この市場の歴史を軽く説明。。。(深く知らないだけですが)

市場の戦後混乱期に露店商が集まって闇市が自然発生的に始まったとされる。
それを懸念した市が、1950年に食料の安全、安心、安定供給ができる場所として整備し、公設市場を開設。
1972年に改築を経て現在築38年の市場として機能している。


この自然発生型は、やはり商店街が先に発生したパターンでよいのかな。



市場、そこに歴史あり

ですね。



あ、ちなみに牧志第二公設市場もあったそうですが、現在はなくなり、跡地は更地にされて「那覇市中心商店街にぎわい広場」として整備されて、小さな店舗(ハンドメイド雑貨など)やイベントをするスポットになっているそうです。

ではまた。

by K



とうとう新しい時代がやってきました。

というわけで、この度関西大学M2に昇進したKが、偉大なる大先輩Tさんの研究成果を乗っ取って、公設市場研究の更なる発展を目指します。

乗っ取るというよりも完全な放置プレーで関大を修了してしまったTさん。下の写真を見て頂いたら分かるように完全な放置です。。。


市場×都市-資料


まぁ、それが彼のプレースタイルなので私は否定しません。Tさんの今後の活躍を期待しております。
そして、私も活躍する予定です。

さてさて、私は本日よりこの氾濫した資料の整理と読み込みを開始するわけです。
とりあえず資料整理ですね。
頑張りまっす。



そういえば、今週の木曜日から本格的なゼミが始まります。
どんな市場チームができるのやらと、わくわくどきどきです。

今年は今のところ3人のM2による、浅田孝先生の研究と瓦研究と市場研究の三本柱で展開されていく予定です。

ヒト(人物)、モノ(素材)、コト(事象)は、それぞれが異なっていながら、どこかで一つにつながっています。
これらを研究することは、浅田先生の思想や行動、瓦の利用の変化、市場の盛衰の歴史などの過去を知ることができます。
そして、その過去を知ることで、新たに未来に向かって何ができるかを考え、提案することができます。

こんな言葉があります。
過去とは知識である。 (ワンピースより抜粋)

先輩方はこの過去という知識を調査・研究し、未来へつなぐための足場をコツコツと積み上げてきてくれました。
先輩方の日々の努力を次に活かすため、私たちは更なる研究の発展をさせていく次第です。



ただ、市場に関しては「市場が先にできたのか、それとも商店街が先にできたのか」という根幹の部分が明らかになっていません。これを明らかにすることができなければ正直言って修論ピンチです。
そもそも商店街と市場の違いが分からない自分・・・
いやいや、これからです、これから頑張ります。これから、ブログも随時開始します。全てはこれからなのです。


最後になりましたが、建築学会への公設市場に関する3題の論文は無事提出することができました。
晴れて9月の学会発表に望めます。T先輩、T君、その時はどうぞよろしく。ブログもどうぞよろしく。

by K