ブルーのファッションを感じる頃に思い出す場面 | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。





先日、打ち合わせに来られた方が、もう春に切り替えたということで、


目の覚めるようなブルーのVネックニットを着ていて、とても素敵に


目に映ったので私もブルーを着てみようと着てみましたが、

我ながら素敵でもなんでもありませんでした(苦笑)。


まぁ、男はファッションや流行にはちょっとピンぼけくらいで丁度いいのです(笑)。


じゃあ、ブルーのライダースジャケットでも引っ張り出そうかな・・・・・・、なんてことも


考えたりしつつ・・・・・(苦笑)。


こういうことを考えていると、いつも思い出す映画の一場面があります・・・・・。



「プラダを着た悪魔」・・・・・・・、


メリル・ストリープ演じるミランダと、アン・ハサウェイ演じるアンディの会話。



世界の一流ファッション誌「RUNWAY」、悪魔とも言えるハイレベルの仕事を要求する

カリスマ編集長のミランダと、


大学を優秀な卒業してジャーナリスト志望から、ミランダのアシスタントとなったアンディ。


アンディはファッションには全く興味がない。




激務が始まってすぐのこと。

ファッションのスタイリングで、2本のブルーのベルトのどちらが良いかを迷う


ミランダとスタッフ達を見て、思わず吹き出してしまうアンディ。


(アンディはブルーの冴えないセーターを着ている。)




それに気づく、ミランダは、皮肉たっぷりに


「何かおかしい?」



アンディがドギマギしながら答える。


「いえ・・・・、別に何でもありません・・・・・。


私には、その2本のベルトは全く同じに見えます・・・・。


こんなのは初めてで・・・・。」




ミランダが、静かにたたみ掛ける。


「こんなのですって・・・・・・・。

そう、あなたには関係のないことよね。

家のクローゼットから、そのさえない゛ブルーのセーター゛を選んだ。

゛私は着る物なんか気にしない゛゛マジメな人間゛ということね。

でも、その色はブルーじゃない。


ターコイズてもラピスでもない、セルリアンよ。

知らないでしょうけど、2002年に、


オスカー・デ・ラ・レンタが、その色のソワレを・・・・、


サンローランがミリタリージャケットを発表。


空の色(セルリアン)は8つのコレクションに登場、


たちまちブームになり、全米のデパートや、


安いカジュアル服の店でも販売され、


あなたがセールで購入した。


その゛ブルー゛は、巨大市場と無数の労働の象徴よ。


でも、とても皮肉ね


゛ファッションとは無関係゛と思ったセーターは、


そもそも、ここにいる私たちが選んだのよ


゛こんなの゛の山からね・・・・・・・。」





アンディ(アン・ハサウェイ)が、初っ端にギャフンと踏みつけられるシーンなんですが、


この時の、ミランダ(メリル・ストリープ)の皮肉と嫌味たっぷりのセリフながら、


巨大資本社会の構造を新米スタッフに見事に解説しきっててしまう圧倒的プロを

感じてしまって、強烈に記憶に残っています。


私の社会人としての第一歩がファッション業界にいたことも相まってか、


この映画は、その場面以外にも様々な気付きがあってとて面白い。

単なる恋愛サクセスストーリーを越えて、色んな角度から楽しめる、

私のおススメ映画の一つです。




ファッションなんて興味がない、単に「ギア好き」なのさ、


ということを表現したり、そう見られたいとしていること自体、


ファッションを意識しているとも言えますものね。


「自分はこうだ。」という軸は持ちつつも、360度から物事を観てみる柔軟性も持ち合わせて


いたいと思う、春の気配のこの頃です。



             たかかブルー、されどブルー・・・・。


             応援クリックお願いします~。


             ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

              買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」