「目標設定」はどうあるべきか? | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。





新年のブログで、今年は目標は作らずに「虚ろ」で「曖昧」に「適当」にしておく、と


いうような内容を、さも今の時代にあっているように書きましたが・・・・・・・、

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http://ameblo.jp/tosboistudio/entry-11741438331.html


まぁ、あそこまで書いといてなんですが、あれは、私がビジネスにおいては


晴れて(?)一人の状態でいられるからなんですね(苦笑)。



仕事(プー太郎?)を一人でやっていられる時限定の考えでして、


一人でも社員やメンバーがいたら、トップ・リーダーは必ず、具体的で明確な


目標は立てておいた方がいいですね(苦笑)。



「明るい年にしていきましょう。」「挑戦の年にしていこう。」「楽しい会社にしましょう。」


といった状態だけでは、人それぞれ、その状態の基準が違うので、


何をどうしたらそうなったのか?が、全く共有できません。



例えば、何を持って「挑戦」とするのか?なんてのは、去年は出店数が3だったけど、


今年は10にする、とか、


売上前年比を150%にするとか、売上1000万以上の新規事業を3つ増やす、とか


そういつた客観性があって、期間が終わった時に検証できるものにしておかないと、


できたかどうかがまったく分かりません。



これこそがリーダーとしての言葉の価値基準ですから、これをなくして、部下やメンバーが


いいだ悪いだは言えません。



都度、その時の感覚で、やっていることをとやかく言われるほど、部下が迷いや


ストレスを抱えることはないと思っています。



慣れていない人にとって、未来の具体的で明確で肯定的な目標設定を創るのは


イヤなものだと思います。


できなかった時や、言ってしまったが最後、やったかやらなかったが露わになるわけ


ですから。


期中に人からつべこべチェックされたり、管理されたり、何よりできなかった自分を


自覚するのを人は嫌がりますからね。





私の経験則上、目標の設定の仕方というのは、人によって様々です。



リスク回避型のタイプは、低めの目標設定をする傾向にありますし、


ストイックに攻めて、結果として成果を上げたいタイプは高めの設定をする


傾向にあります。



どちらが正しいとか間違っているという訳ではないし、どちらにもメリット・デメリットは


あります。



低めの設定をするタイプは、自分の力を120%出し切りませんから、言ってみれば


伸びなかったり、変化をしません。そこそこの人達になっていってボンクラ集団に


なりかねないリスクがあります。


ただし、達成率を上げやすくなる為、部下達の成功体験や達成感が促進されて、


仕事が楽しくなったりモティベーションが上がって、そういう時というのは、結果として


業績が上がったりします。




高めの設定ほするタイプは、例えば、心の中では、今期はどんなに頑張っても


せいぜい前年比105%がいいとこだろう・・・・、と思っていても、


あえて「皆で挑戦しよう。」と言ったりして、前年比120%の目標を立てたりします。


数字で追い込みますから、部下達は苦しみますが、でも結果、110%で着地したと


すれば、当初の予測よりも高い成果を上げられる可能性がありのす。


ただし、部下たちは疲弊したり、達成感がない状態が続いて仕事がつまらなくなったり、


負け癖がついたり、いつしか目標なんてのは達成しなくて当然といったように、


達成意欲そのものがないタイプになる可能性があります。



どっちで行ってもいいと思うのですが、自分がどっちのタイプかは自覚しておく必要が


あるでしょう。


デメリット側に対して、どういう手を打つべきかは先に考えておけるかどうかは


大事です。



ちなみに、私は圧倒的に後者のタイプでした。


大手アパレルの営業だった当時、後者側の目標設定で徹底的に鍛えらたれ、


結果、それなりの成果を得た経験が大きいのだと思います。


当時の無理してでも目標達成していく過程の中で得たスキルは、何物にも代えがたいと


思い込んでいます。



ただ、仕事そのものが楽しかったかと言えば、苦しかった思い出の多いでしょうね。


職場での人間関係や環境は楽しかったと思えますが、


数字数字で追い込まれると、仕事そのものはだんだんとつまらなくなっていったのも


事実です。



これは、私がそうだというだけで、どっちが一般に成果を上げやすいのか?というのは


分かりません。


ということです。



大事なのは、自分がどっちのタイプか、計画を上げてくる部下がどっちのタイプか、を


理解しておくことだと思っています。


それぞれにアプローチは違いますから。




私の場合は、少々無理めだとしても、一度立てた目標に対してはストイックに挑む


方だと思いますから、結果がどうであれ、目標に対する施策や行動に対しては、


プライベートや家庭のことを保護にしてでも突き進む傾向にあります。



仮に結果が達成しなかったとしても、その過程やプロセスの中には必ず意味があると


思っているし、周りとは差がついていくと思っているからです。



が、故に、1人でいられる時くらい、目標設定をしたくないんですね(苦笑)。


どうしても無理をしたり、やり過ぎたりして、バランスを崩しますから(笑)。


もともとはグータラで、面倒くさがり屋なわけで・・・・・(苦笑)。




よく、「目標はどうやって立てたらいいんですか?」


と聞かれることはありましたが、私の見解としては、最後は「エイ、ヤー」で行けですね。


ただし、目標に向かっては全力で挑み、検証はしっかり行う。


良かったり、悪かったり、結果は外れることを前提として、その経験をしながら、


今の自分を知り、自分の限界も知り、徐々に誤差の開きを縮めて行けば良いと


いうのが見解です。



ただ、上場企業ともなると、これがそうもいかない。


未来に対して言った通りに、着地することが前提となるからです。


かと言って、低めの目標設定をしてしまっては、市場からの期待や評価もまた低く


なるという、


株主や市場といった、実務をしない会ったこともないような第三から、

上から、下から、好き放題追い詰められるような状況で闘うというのが


公の企業でしょう。



確実に鍛えられるでしょうが、私自身はそれは好まないですね。


そういうステージで頑張るのがイヤだと言うより、ずっとそういう環境にいて、それは


それで確実に勉強になったし育てて頂いたけど、


残りの、恐らく10年余り程度のビジネス人生は、もう好きなようにやりたい、と言う方が


大きいのだと思います。




今年の目標設定という意味では、何も考えなければ、いつものクセで何かを立てて


いたでしょうし、ブログ用に取り敢えず何かを書こうとすればできたのでしょうが、


よくよく考えた結果、何も立てなかったということは、


一日かけて自分と向き合ってみた甲斐はあったのかもしれません。



きっと今だから言えることだと思いますので、その状態を楽しみたいと思っています。


成長するかどうかという意味では、きっとできないリスクは抱えているんでしょうね(笑)。




           ビジネス上の目標がないと言うのは結構心地よい(笑)


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 買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」