破壊的な時代だと思える私なりの理由 | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。

ビジネス環境において、今までの常識が一気に変わってしまうような、破壊的な時代になって


きていると思っています。





さだまさしさんは、テレビドラマ「北の国から」のテーマ曲に起用された経験から、


音楽と映像が融合した時の破壊的な影響力というものを実感し、それが自らが


映画を創るきっかけとなった、という話を、以前、テレビのインタヴューで聞いたこと


があります。


その映画は、ヒットはしたものの、製作費がかかり過ぎ35億円の借金を背負いました。


(ちなみに、その後、4000回以上のライヴ活動で返済したという話も凄まじいですが・・・・。)




スティーブ・マックイーンは、映画スターとして成功した後、1971年に、かねてからの


夢だった、レース・ドキュメント映画「栄光のル・マン」を、自らの会社「ソーラー・プロ」の


全財産を賭けて制作しました。


興行成績は振るわず、マックイーンは多額の負債を背負うことになります。


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自分の主義・主張や、思想や考えている事を、世の一般に伝えたい、という欲求は


多くの人が持ってきたと思うし、今もそうだと思います。



しかし、書籍や映像といったツールを使って、自らがやりたいことを一般に公開するとなると、


そもそも膨大な資金や、コネや環境、それを得るまでのとんでもないであろう時間が


必要であり、そして、それは、どうすればいいのか、よく分からないということは前提として


あったと思います。



さらに、仮に実現したところで、大きすぎるリスクも伴い、現実的には難しいというのが常識的な


考えでした。



逆に、言い訳としては、自分にはセンスはあるし、革新的で創造的な能力や力は持っている


けど、チャンスに恵まれなかったし、お金もコネもないからできなかっただけだ、とも言えました。



しかし、パソコン環境やスマホなどの技術発達や急速な普及、


伴いSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発展は、


今までの常識を破壊的に変えてしまうほどの影響力を持っていると思っています。



だって、さだまさしさんや、マックイーンのようになっていなくても、個人での発信が


全世界に向けて手軽に簡単、そして何よりコストをかけずに、誰でもやろうと思えば


できてしまうようになってしまっているのだすから・・・・・・。



ブログや、フェイスブック、ツイッターやYouTubeなどの情報発信ツールと言うのは、


今までは一定の既得権がなければできなかったことが、既得権などなくても、


意欲と知識があれば、誰でもできてしまう訳です。



本を出せなかった人が、ブログに載せて自分の書きたいことが世界に発信できて


しまいます。


写真集を出せなかった人が、自分の作品をどれだけでも世界に向けて発信できて


しまいます。


映像を発信できなかった人が、自ら撮った動画を全世界に発信できてしまいます。



条件的・物理的に難しかったけど、センスや感性が優れている名もない若者が


自らの考えや作品を発信して、


人々の共感を得たり、注目を集めたり、人気が出てしまう、あるいは、それが基となり


既存のビジネスを席巻してしまう可能性なんて十分にあります。



これが、今までの常識を破壊してしまうと思える一つ目です。





「若いうちは、まずは黙ってやっていろ。」「まずはこの業界常識をしっかり身に付けてからだろう。」


などという論法は通用しなくなる場面はどれだけでも出てくるはずです。



特に、センスや感性、クリエイティブやデザインといった世界は、世に出る前の上蓋があった場合、


本当に自信があったりチャレンジしてみたいと思うなら、


「あっそっ、だったら勝手に世に問うから自分でやっちゃいま~す、自信あるんだもんね~。」


なんてことが実際にできてしまいます。


「ウチの上司は頭が固い。」などと愚痴っている暇があるなら、とっとと階層などすっ飛ばして


世に問うてしまえばいいのです。



評価するのは、権威でもなく、立場でもなく、社内でもなく、世の中の第三者なのですから、


そういう意味では公平であり、今まで既得権にふんぞり返ってサボってきた人には脅威の


時代と言えるとも言えます。



逆に「自分には力があるのに、上司や会社が理解してくれないからできないんだよ。」


なんてのは通用しなくなるでしょう。



ソーシャル・メディアというのは、個人が市場と直接対峙できるという凄まじい機能でもあると


思うのです。



これが破壊的になると思える二つ目です。





次に、大企業になるほどに、リスキーな時代になってくるとも思っています。


製品やサービスそのものでは、もうすでに圧倒差そのものがなくなっている時代です。


会社名や企業の大きさというものは、一定の信頼が前提になるメリットはあると思いますが、


こと関係性となると、これはもう個人対個人の世界です。


企業名とお付き合いしているという人は現実にはいません。


企業の中の誰かとお付き合いしている訳ですよね。


そうなると、当然、知らない人より知っている人、となる。



今は、個人との関係性を築くのに、ソーシャル・メディアの存在は欠かせない時代です。



だから、どんな企業であれ、個人からの情報発信をドンドンしてファンを増やしていくのは


私はマストだと思っていますが、でも、ここ最近の飲食店等のアルバイトのオフザケ画像や、


業績が落ちているに関わらず「今日はどこそこで遊んでいます。」「飲み会でご機嫌です。」


と異性との能天気な画像がアップされた日には、「ふざけるな。」となる関係者もいるわけで、


関係者のみならず、関係ないアホ暇な奴らが必要以上にギャアギャアうるさいものだから、


そういう時代性を考えると、企業としては、効果よりリスク回避に向かって当然になります。


例えば、全社員、FB禁止とか、ツイッター禁止とか、実際に聞いたりします。



でも、そんなことしたら、ますます先行して実験してり研究したりしている小さな会社や、


個人に差をつけられてしまう。でも世の中の流れは止めようがないから、指をくわえて


見ているしか手がない・・・・・・。




本当に能力がある者が社会に出るにあたり、「まずは就職して・・・・・。」という常識は


比率が下がって、力がある人や、チャレンジ精神旺盛な人は、とっとと自分でチャレンジする。


逆に企業に残ろうとする者は、ぶら下り組が多くなって能無し集団になる。



こうなると、「私の仕事は人を動かすことであって、実務ではない。」などと体のいい能書き垂れて


何もしてこなかった経営幹部達はどうするのでしょう?



意欲ナシ・勉強嫌い・楽して儲けたい・言いたいことだけ言いたい・リスクは背負いたくない、


と3拍子も4拍子も揃った能無し達を、どうやって動かすというんでしょうかね?


動いたところで生産性は上がるんでしょうかね??


私は考えただけでも恐ろしい。



会社の大きい小さいや、従業員数が多い少ない、過去の資産や成功パターンが、ドンドン通用


しなくなってくる可能性が十分にあると思うのです。



これが、破壊的になると思える三つ目です。




その他にも、販促コスト一つとっても、


以前は、TVCMだ、雑誌掲載だ、新聞折り込みチラシだ、


何かやろうとすると多額のコストがかかったに対し、


ソーシャル・メディアは発信自体は、ほとんどタダという、


現実的な面においても大きな破壊的要素はある訳で、


考え出すと、もうあれやこれや、常識だったことが、丸ごとひっくり返っていくんじゃないか、


と予測してしまうわけです。




さだまさしさんや、マックイーンしかチャレンジできなかったことが、


私でもすぐにチャレンジだけは、できるんじゃないか、というとんでもない時代に


なりました。



逆に、本当に誰もが平等で、個人の力が問われる時代とも言えます。


それは、とっても刺激的でエキサイティングな時代だと思うのです。



編集力や、シナリオ作成力や、発信力が最も重要と思える時代だと確信に近いものが


あります。



私も実験中だし、可能性だから、本当にどうなるかなんて、まだ分かりません。


分からないけれども、この数か月、SNSに実際に触れてきてみて実感していることだけは


確かです。


同じ可能性なら、私は、私が実感していて、ワクワクする方に向かって進むに決まっています。



特に、個人の動画配信の機能にはとんでもない可能性を感じてしまっています。



努力と意欲だけでコストをかけずに実験できて、マックイーンほどのリスクを背負わずに、


マックイーンに近づける可能性なんて、なんて素敵な時代なんだろうと思えるのです。



頑張って実験しまくりますから、どうか興味本位で見守ってくれたら嬉しいです(笑)。




              こんな時代に生まれて良かったとはじめて思える(笑)。


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                  買取王国・坪井副社長の販促実験日記「それって誰が嬉しいの?」