今回、特にお世話になりました、
「ピアノマンアンティックス」の青沼社長(左)と、
「JUNK SHOP」の切東(キルヒガシ)社長です。
神戸時代にお世話になって、20年ぶりにお会いできたお二人は、
20年以上も大阪・神戸の地で活躍されていました。
突然お邪魔したに関わらず、青沼さんも、切東さんも、私の事を憶えて
下さっていて、丁寧にお時間を創って頂き、とても感激しました。
お二人とも、あまり露出をされませんが、サブカルチャーの世界では
全国的に知る人ぞ知る業界の有名人です。
切東さんの、シャイで優しい雰囲気も変わっていなくて、
どんなに話していても微妙な距離の空け方も変わっていませんでした(笑)。
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阪神淡路大震災当時から現在までの経緯を、あの時と変わらずヒョウヒョウとした
口調で語るお二人に、表層だけでは分からない本当の強さを感じるのです。
三ノ宮時代に始めた当時の店舗の前で、青沼さんと。
泣けてくるほどの懐かしさです・・・・・。
2坪の店舗だったそうですが、当時はもっと大きく見えた。
量感の出し方が上手かったんでしょうね。
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今回の神戸では、私の予想に反して(失礼ながら)多くの個店が力強く脈々と
継続をしていました。
ある方は、あの時と変わらず、あのままの立地と店舗で・・・・、
ある方は、立地は変わらずに、内装と商品がバージョンアップし・・・・、
ある方は、いつしかメーカー機能になっており・・・・・、
ある人は、事業を多角化し、過去とは違った柱が何本もできていて・・・・・、
そして、青沼さんは、販路を変えながらも、あの独自のキャラクターのまま、
あのコダワリの商品群を継続し続け・・・・・、
そして、最も衝撃を受けた切東さんは、高架下の2Fの小さな店舗から、
一大商業施設かと思える程の、ライフスタイル提案型の洒落たビルの展開を
二棟もされていました。
あの世界観と品揃え、コンセプトの広げ方と、編集のかけ方は圧巻です。
ここは、ファッション業界の人なら絶対に見ておくべきと感じました。
個店の路面ベースの店舗では、全国でも、もうあまりないのではないかと思います。
嬉しかったのは、当時、私にとって思い入れ強く、お気に入りで、お世話になった
店のほとんど全てが残っていてくれたことです。
私が信じていたものが、まるで正しかったかのごとく証明をしてくれているような、
嬉しさがありました。
商売を長く続けるということは、続ける側のものだけではないことを学びました。
今回、私が感じたように、まだいてくれることで、こっちが勝手に大切な事を
教えてもらっているわけでもあり、継続は相手のものでもあるのです。
どちらか一方のものではないのですね・・・・・。
上っ面でない、「お客さんのためにも頑張らないと・・・・」と言うセリフが、
とても深い意味として聞こえてくる気がしました・・・・。
私のように、5年や10年スパンでビジネスそのものが変わってしまうような者から
すれば、それは生き方として問われているような感覚になります。
いろいろなご事情があったにせよ、こうして長く続いている店舗には、
いくつかの共通項目があったような気がします。
①店主自らが顧客との接点をずっと持ち続け、現場の第一線に携わっている。
②その姿を通して、長いスパンでスタッフを育てている。
③店主のキャラクターが極めて個性的で、分かりやすい。
④時流に合わせた緩やかな変化はあるものの、店内の商品に一貫性がある。
⑤自身のキャパと立ち位置を理解していて、領域を理解している。
⑥変に無理をしていない自然で且つ独自のスタイルを持っている。
⑦人が良く、のんびりしているように見えて、その人なりの大切にしている事への
意思決定と行動のスピードが恐ろしく速い。
⑧独自路線が明確で、他店と戦っていない。顧客のことを見ている。
⑨「自分には、何にもできなくて、昔から、これしかできないですから・・・・」と、
一見謙虚に聞こえる言葉は、退路を断った覚悟にも聞こえる。
思いつくだけでも、ドンドン出てきます。
独自路線で、個性的なキャラクターの人や店は、一見バラバラに見えますが、
根幹の共通項目がいくつも同じに感じてしまうのです。
個性的で独自の編集のかけ方や、魅せるモノと売れるモノのバランスや、
店舗そのものの価値の付け方、新品と中古の組み合わせなど、とても上手い。
そして、それぞれに無理が感じられないのです。
誰に、何を、どう売るか・・・・・、小難しい理屈など語らずに、地の行動で立証して
いるとも言える彼らに、たくさんの気づきを頂けました。
青沼さん、切東さん、突然に関わらず温かく迎え入れて頂いて、また無理も
聞いて頂いて本当にありがとうございました。
次のビジネスのヒント、たくさん頂けました。
どうやら、今後は大阪・神戸は頻繁になりそうです(苦笑)。
どうかまた相手して下さいね。
ブログでは紹介できなかった皆さんも含め、3日間の感謝を込めて・・・・・・・。
続くには、続くわけがある・・・・・・。
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