といっても何も死んだわけじゃない。

今日は糖尿病の定期検査の日で、通常の血液、尿検査に加えて目の検査も実施した。
眼底写真撮影の前には瞳孔を開かせる薬を何と4回にもわたって点眼された。日本の健康診断では眼底写真の前に点眼することはなかったが、これが普通のやり方だという。まあ確かに大勢が受診する健康診断で4回も点眼していたら医療スタッフはやってられないだろう。

すると各点眼の間に読んでいた雑誌が何となくぼやけてきた。もしかしたらこれは調節力も緩慢にする効果があるのだろうか。後で聞くと多少はあるらしい。そして眼底撮影。
そのときは一瞬のフラッシュだったのでなんと言うことはなかったのだが、そのあとの医師の検査で目に光を当てられると。

ま、まぶしいー Σ(=°ω°=;ノ)ノ

瞳孔が開いているせいか、通常の1千万倍の光が網膜に集光した。

この薬の効果は2、3時間継続するそうで、確かにまわりがぼんやり見えたりまぶしさを感じた。病院の外へ出ると眩しくて目を開けているのがつらいほどであった。

そして帰ってじっくりと鏡を覗き込んでみると、黒目が目の半分を占めると思われるほどにまで拡大しているのが確認できた。瞳孔が開いているという現象をじっくり見たのは始めてである。

このまま街へ繰り出したらさぞや女性が寄ってきただろうに。
(恋する女性が美しいのは瞳孔が開いているからである)


そんなよこしまな考えは微塵ぐらいは思いながら糖尿病の検査結果に目を見やると、数ヶ月の平均血糖値を示すヘモグロビンA1Cが5.4と劇的に改善していた。1年前初めて検査を受けたときの実に半分である。投薬さえなければもはや糖尿病の範疇にないレベルである。

悪玉コレステロールも信じられないほど減っている。実は悪玉コレステロールが基準を大幅に超えていた当初、病院からは卵を控えるよう指導されていた。もともと卵料理をあまり食べるほうではなかったが、それ以降一切口にしなかった。ところが最近の研究で摂取コレステロールと体内コレステロールの因果関係はないという論文が発表されてからはときおり卵を食するようになった。


またこの1年さまざまな症状の改善が見られた。まず腹部を中心とする疼痛がなくなった。けがをしても傷口が早くふさがるようになった。そしてあっちのほうも (・・。)ゞ

しかし残念なことに今回中性脂肪が基準値を若干オーバー。
思い当たる節がある。それは酒量が増えたことだ。ビールの摂取は減ったが逆にジンをがばがば飲むようになった。

1年前、1ヶ月も禁酒したことがなつかしい。