ここ最近街で黄色い服を着ているタイ人を多く見かけるようになった。お年寄りから小さい子供まで、家族でおそろいの黄色いシャツを着て歩いている光景によく出くわす。
そして路傍には黄色い服を売る露天商がそこかしこに店を広げている。

何か王室に特別なことがあったのだろうかとしばし考えたが、その答えはすぐに思い浮かんだ。

そう、12月5日は国王の87回目の誕生日である。

タイでは曜日ごとに色が決まっていて、国王の生誕の日は月曜日、すなわち国王の色は黄色。
そこで国民が黄色い服を着て祝いはじめたのだ。

国王はタイ国民の父として敬愛されており、国王の誕生日は「父の日」として休日である。
王宮前広場やその周辺では盛大なイベントがあるのだが、雨季が明けたにもかかわらずここ数日ぐずついた日が続いている。先ほども急な雨に降られてびしょぬれになってしまった。

明日は雨が降らなければいいのだが。