「腰痛」もイロイロ?! | 東洋医学で アンチエイジング! ~ココロとカラダを素敵な美人に~

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東洋医学の考え方・知識や日常生活・今後の体調管理の仕方など、とっつきにくい東洋医学や鍼灸の事をわかりやすく紹介・案内していきます

特に女性の悩みを東洋医学の考え方によって解説を加えていきます

こんにちわ!

昼間はまだまだ暑い日が続いていますが、少しずつ、秋っぽい感じになってきましたね!

そろそろ夏の疲れが出てきそうな気がしますがいかがお過ごしですか?


今日は「腰痛」について


腰は重い上半身を一手に支えている、まさに「要」の部分であります。

それだけにトラブルが起きやすいと言えますね。

「人類が二本足で立つようになって以来の宿命的な悩み」と表現することもあるほどです。

腰痛のうち何らかの検査をしても原因が分からないものを、「腰痛症」と呼んでいます。

長年、重いものを持ったり、腰を曲げたりする仕事などで腰に負担をかけてきた人、運動不足の人、年配の人などによく見られます。

腰痛症の場合は、安静にしたり、お風呂や温熱の湿布などで体を温めたりすると、症状が和らぐのが特徴です。

一方、腰痛は椎間板ヘルニアや骨粗しょう症などの骨の病気、腎臓や子宮の病気で起こることがあります。

いつまでも痛みが和らがない場合、病院で診てもらうことをおすすめします。



そういえば、F1のジェンソン・バトンとの交際・破局・復縁で世界でも有名になったモデルの道端ジェシカさん。

彼女もある日のブログで腰痛がひどくて整体や鍼灸院に行ってきたと公表しています。


最近では、世界陸上で活躍したウサイン・ボルトも腰痛に悩まされているとの事です。

東洋医学で腰は「腎の府」と呼ばれ、腎と関連が深いとされます。

腎は腎臓のことだけではなく、泌尿器や生殖器の機能なども含めた働きを指します。

また、人間の成長発育にも密接に関係している臓器。

腎の働きは加齢とともに衰えていくのですが、年を重ねるにつれ腰痛が悪化ししたり、疲れると腰痛がひどくなるなどの場合は、腎機能の低下も考えられますし、腎の働きの低下(「腎虚(じんきょ)」)や、「血(けつ)」や「水(すい)」の滞り、冷えなどと関係していると考えられてい ます

血は血液とその働き、水は体液など血液以外の水分を示しています。

そしてこの腎や血、水に問題があると腰痛が起きることがあるため、腎や血、水の状態をよくして、症状を改善していきます。

女性に多いのは「於血」(古い血・身体に不要になった血を指します)による腰痛。

冷えや生理に伴うトラブル(痛みや不快症状、不順など)を併せ持っている場合がよく見られます。


また、腰痛は水分代謝や血流がわるくなることでも起こります。

よく見られるのは、「冷えによって水分代謝が悪化し、腰痛となる」ケースと「ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れ、血行不良で腰痛がおこる」ケースなどです。

血の滞りがわるくなって腰痛が起こる場合は、動かすと腰痛が改善する、朝方に腰痛がひどい、などの特徴があげられます。

詳しく分けていくと、、、

■湿気と冷えによる腰痛
もともと胃腸の調子が悪かったり、暴飲暴食などで胃腸の機能が低下し、消化吸収力が落ちるとともに水分代謝に影響がでて、腰痛になるタイプです。


下肢のむくみや冷え、カラダが重だるい、舌に白いコケがつく、尿量が多いなどの排尿異常などの症状が見られます。

働きすぎや虚弱体質などで腎機能の低下がみられ、水分代謝に異常がでたり、カラダに冷えを生じることによっても起こります。

具体的な症状としては、冷えによって腰痛が悪化する、梅雨時や台風、低気圧が近づくと腰痛がひどくなる、朝起きたときが一番痛いなどがあげられますが、湿気が多い環境で働く魚屋さんや漁師さん、農作業や飲食業を営む方に多く見られるのも特徴のひとつです。


腎機能の低下による腰痛
過労、老化、虚弱体質、セックスのしすぎなどが原因で腎機能が低下し、「腎の府」である腰にトラブルが生じるタイプです。


痛みは鈍痛であまり強くなく、疲れたときに症状が悪化しやすいのが特徴です。

慢性化した腰痛の中ではこのタイプの腰痛が最も多いでしょう。

耳鳴りや頭のふらつき、尿量が多い、もしくは尿量が少ない、残尿感などの症状があればこのタイプと思われます。

このタイプは動きすぎや働きすぎに注意。

ゆっくりと体を休めることがなによりも大切です。


■ ストレス&ドロドロ血による腰痛

精神的なストレスが原因で自律神経のバランスが崩れ、血流が阻害されてドロドロ血になり、腰痛を起こします。

ストレスなどによって症状が悪化したり、刺すような痛み、夜間に痛みが増強するなどがこのタイプの特徴です。

若い方の腰痛に多いタイプともいえます。

このタイプはとにかく環境を整えることが一番。

自分に合ったストレス解消法を見つけ、適度な運動をするのもオススメです。


■急性腰痛
疲労、睡眠不足、ストレスなどがベースにあり、これになんらかの外因が加わって発症することが多いのです。


ですが、何度も同じ症状をくりかえしたり、症状が慢性化した場合は、カラダの内部に問題があるケースが少なくありません。




いずれの腰痛にしても、幹部だけを治療すれば良くなる事は少ないものです。

腰痛が出ると言うことは、何らかの原因・要因が多く重なって症状となり出てきますので、焦らずゆっくりと治療していくことです。(急性のときは、痛みをとる事・動ける事を優先に治療していきます)

だから、ちょっと揉んでもらったからと言っても「腰痛が治る」訳ではないのです!


女性は生理の痛みも重なって、腰痛が悪化するケースも少なくありません。

まずは原因をしっかりと見極め、治療していく事が大事になります。

原因によって治療の仕方、生活習慣の改善方法など変わってきますので、自分の身体と向き合って、より良い身体を作って生きたいものですね。



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