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これは3年前の7月のちょうど今頃に、

知の巨人、渡部昇一先生(上智大学名誉教授)に取材した際に

書いていただいた言葉です。

 

不将不迎 應而不蔵 (荘子)


オクラズ ムカエズ オウジテ ゾウゼズ

 

その意味は


「過ぎたことをくよくよせず、

先のことを取り越し苦労せず、

やることをやる。

そして、心に何もとどめず忘れてしまう」

 

これが健康長寿の秘伝の一つだと教えてくださいました。

 

当時83歳の渡部先生、

まさに人生の達人の言葉だと

感激したものです。
 

渡部先生は、ご専門の語学研究分野で、

世界的な実績を残されています。

 

そして、先生は、実は

ジョセフ・マーフィーの

「潜在意識の法則」を

日本に伝えた第一人者。

 

スピリチュアルや成功法則の

源流のひとつともいえる

「潜在意識の法則」を、

学問の世界の大家が

日本に伝えてくださっていたのです。

 

本業に支障のないように

大島淳一の筆名を使って出された

「マーフィー100の成功法則」は

とても読みやすくてスッと入ってきます。

 

あの斎藤一人さんも勧めている名著で

一人さんのお弟子さんの舛岡はなゑさんに

取材中に教えていただきました。

 

それでご縁がつながり、

ゆほびか編集部から

出させていただいたのがこの本。

渡部昇一「マーフィーの成功法則」CDブック

CDを聴くだけで、

潜在意識に働きかけることができる本です。

 

 

先生の著作累計は、

なんと3000万部。

 

「潜在意識の法則」を使いこなしたからこそ、

成功できたんですと、

先生はにこにこしながら、

おっしゃっていました。

 

3年前の取材時にも、

吉祥寺のホテルのレストランで、

3時間以上にわたり、

熱心にお話しくださったのですが、

 

感動したのは、

どんな質問に対しても、

直接的に答えを口にするのではなく、

 

味わい深いエピソード、

古典の言葉、

偉人の言葉などをご紹介くださるかたちで、

答えてくださったことです。

 

人間が蓄えてきた叡智の素晴らしさ。

それをかみくだき、わかりやすく伝えてくださる優しい心。

 

つきることのない豊かさを感じました。
 

さらに、終了間際には、

私たち取材チームをじっと見て、

先生はこんなことをおっしゃいました。

 

「私も長年、たくさんの編集者に会ってきました。

彼らをずっと見ていると、

その後、作家になったり、経営者になったり、

道はいろいろですが、

大成していく人が一定数いました。

その逆に、パッとせず消えていく人もいました。

その違いはなんだかわかりますか?」

 

「うーん、なんでしょうか」

と考え込む私たちに

先生は笑顔でこうおっしゃいました。

 

「その違いは、自分の時間を使って勉強するかどうかです。

仕事の時間が終わったあと、

飲み歩いてばかりいるような人は

たいてい消えていきました。

自己管理できなければ体調をくずすこともありますから。

その逆に、たとえば、

なにかについて取材した後に、

そこで知ったこと気づいたことを

自分なりにノートにまとめたり

さらに調べて深めたりするような人は

のちに、周囲があっと思うような成功を遂げることがあるのです。

例えば●●さんや○○さんなどはそうでしたね」

 

これには本当にドキッとするとともに

こういう大事なことを面と向かって

教えてくださる先生の親心というか、

親切さに取材チームみんなで感激しあったものです。

 


 

 

渡部昇一先生は今年の4月に86歳でご逝去されました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

ゆほびかのムック

「ありがとう」は奇跡の言葉

の最終項目に、渡部昇一先生の記事を掲載させていただいています。

 

 

 

 



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梅干しがいい感じに漬かりました。
今日から干しています。
素晴らしい香りです(^^)

 

 

今日も命にありがとうございます。