ブブロン・アン・ノージュからバスを走らせ、やってきました。
世界遺産 モンサンミッシェル
まだ この時点では遠いけど、かすかに車窓から見えた時から
気分が高揚していました。
とても訪れたかった場所のひとつ。
来る前から、モンサンミッシェルでは自分の心と向き合える気がしていたから。。。
さて、いよいよ無料シャトルに乗って、モンサンミッシェルへと向かいます。
かつては、孤島の修道院と言われるほど満潮時は海に囲まれます。
(今も干満の差は大きいのですが)
当時は時に修道士達が満ち潮で命を落とすほどに・・・
いつしか歴史が動き、海を埋め立て道が出来、観光地となり車やバスが入口まで乗り付けられるほど便利に整備しました。
しかし、埋め立てた事により潮の流れが堰き止められ変わってしまい、周辺の生態系も変化していった事を問題視するようになり、従来の潮の流れを取り戻すべく改修工事をしていて、現在は一定の距離を置いて車両の乗り入れが禁止されています。
なので、現在は近くまでシャトルを使って移動します。
既に始まっている新たな工事は海を通すよう、橋が架けられるようにするみたいです。
世界遺産を守るためには人の知恵や努力が必要なのですね。
朝のどんよりした曇り空とは一転、快晴♪快晴♪
比較的雨の多い地域らしいですが、本当に神様が采配してくれたのでしょうか、素晴らしい青空です。
どんどん近づくモンサンミッシェルの姿に感動しきり。
門をくぐってすぐにオムレツでお馴染のラメールプーラールがあります。
長旅で疲れた修道士や礼拝者達をもてなしたという、
ふわふわトロトロのオムレツ。
味付けも当時のままらしく、薄い塩のみ。
シンプルな美味しさで疲れを癒したのでしょうね^^
お土産物屋さんの看板が可愛らしい。
修道院へ行くまでに細い路地を抜けていきます。
登り坂、階段をひたすら上がらなければ着きません。
登って登って、上を見上げると、城壁がそびえています。
ドラマチックモードで撮影しました。
古めかしいカラーリングになり、雰囲気が出ました。
写真にあるように上の方にニョキッと突き出ているものはガーゴイル。
怪物などをかたどったものが多く、雨どいの役割があります。
建物が石造りの為、雨水を壁に添わすと石が削られ腐食してしまう為に
ガーゴイルの口から排水するしくみです。
壁から離れて水が落ちるので石壁を守っていたのですね。
こういった造りは至る所で見られました。
ガーゴイルと聞いて、ロードオブザリングを想像してしまったけど、
本当にそんな感じ。怪物チックなのです。
宗教的意味合いもあるとか・・・
よくよく観察すると本当に至る所が装飾されていて、一見人目に付きにくい所にも細工を施しています。
モンサンミッシェルも見所がたくさん^^