どーもー!
リーダーのトリカラです!
僕らの住む東京は徐々にではありますが、日常を取り戻してきています。

しかし、ニュースでしか知らない事で大変恐縮でありますが、被災地ではまだまだ日常を奪われたままです。
僕には想像がつきません。
きっと実際に体験した人にしか分からないことなんだとおもいます。

だからこそ話したい!
インディアンに語り継がれる話で、ハミングバードの話がある。
ハミングバードはハチドリなんだが、鳥は鳥でもハチドリは体が小さく、くちばしも小さい。
ある時に森が火事になった。
動物たちは我先にと逃げ出した。
すると、その群れから離れるようにハチドリは火災の麓に向かって行った。
ある動物は聞いた。
「なにやってるんだ?早く逃げなさい」

ハチドリはは答えた「私はくちばしに入るだけの水を汲んで火を消しに行きますと」

ある動物は聞いた「そんなに小さなくちばしで何ができるんだ?さぁ早く逃げなさい」

ハチドリはこう答えた「僕は今出来ることをしたいんです」

僕はハチドリであり偽善者であるのかもしれないが、胸が痛いのは本当だ。

今できることが何か?
考えても答えはでない。

遠く離れたこの場所で、不安を呟いて、暗くなっても仕方がない。
そんなことしても、無力な僕にはなにもできない。

節電や募金も大切だし、喪に伏す気持ちも大切だ。

でも、それだけでいいのか?

ライヴはしたい。
でも、世の中は自粛モードだ。

ライヴは自粛して、節電に協力か?

正直わからない。
でも、やりたい。
色々とかんがえたけどライヴを決行することにしました。

こんな時期だし誰も来てくれないんじゃないかと、戦々恐々でした。
でも、ふたを開けたら沢山の人がきてくれました。

正直やって良かったと思った。

僕らがやったことを不謹慎に思う人もいるとは思う。
でも、共演してくれた人たちも言っていたが、「笑顔」は大切だ。
被災した人たちのことを思う気持ちもある。

だけど、僕らがいつまでも暗くなっていても何も始まらない。

こんなちっぽけな僕が出来ることは少ないけど、今回のライヴのチケットの売り上げと、今までCDを売ってきたお金を義援金に回しました。

僕の力じゃない。
来てくださった皆さんの力です。
本当にありがとうございました!

自己満足なのかもしれない。
だけど、そうしたかったからやった。
思いに境界線はないと思う。


だからこそ強制はしないし、個人の価値観を尊重するが、今こそハミングバードになるべきなんだと、僕は切に願う。



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