八百長と出場辞退 | できれば嬉しかったことだけ書きたい日記

八百長と出場辞退

大相撲の八百長、


韓国Kリーグの八百長、


ある名門高校硬式野球部の出場辞退、


すべてを同列に並べて論じるのには無理があるけど、


根底にあるひとつの要因としては『教育問題』だと思う




大相撲の力士が部屋に入門するのは早い段階で中学卒業後すぐ、


入門した部屋や相撲協会で稽古とともに様々な教育がなされているとは思うが、


世間一般のモラルやルールとかけ離れたところが存在し、


その世界にのみ通用する“常識”のようなものがあるのではないか?




韓国の場合はいまや日本とは比較にならないほどのお受験大国


受験シーズンになると交通渋滞で試験会場に遅れそうな受験生をパトカーが会場まで送ってくれる、


そんなニュースを見たことがある人は多いと思う


そういう現状の韓国は日本の小学生の年齢で『進学組』と『スポーツ組』に分かれるという


早い段階でスポーツ特待生のような教育体系になるから、


そのスポーツをやめたときの“つぶし”が利かなく、


いわゆるセカンドキャリアを迎えるにあたっての困難がある…


…という記事を今週のサッカーマガジンで読んだ




高校の野球部の場合はまさに教育現場で起きた事で、


野球に限らずスポーツの名門校が集団合宿生活の中、


どういった先輩・後輩の関係を築くのか、


その学校の“伝統”とはどんなものなのか、


その伝統が悪しき習慣になっていないか、


指導者側がその習慣に対して鈍感になっていなかったか、


“体育会系”だからそのくらいあたりまえ…という感覚が誤って後々に伝わっていないか…


スポーツを通じて教わることは多々あるけれど、


そのスポーツで勝つことばかりになって、なにか大事なものを忘れてはいないか?




えらそうなことを書いたが、


コトは学歴云々の問題ではなく、


幼少期から十代の後半までの“未成年”の時期に


正しいルールとはなにか、


そのルールを守ることがいかに大事なことかをしっかりと教えておくべきだということ


スポーツの世界に限ったことではないが、


教育に携わるものだけでなく、


すべての大人がそれを自覚した行動を子供にたいしてとってほしいと思う