君のジェラシーを一身に受けて、僕は立ち上がる。


君のジェラシーのおかげで、僕には詩が生まれる。


そう、君がいつも悔しがる、あのけっこうな詩の数々が。



君が僕にプレッシャーをかければかけるほど、


僕の詩心は生気を取り戻す。


もうずいぶん前から、僕は傷つくことを恐れない。


いや、恐れながら傷つく術を、僕は掴んだのだ。



傷つけ、僕の心よ。


お前の痛みに自ら震えよ。


痛みこそが、お前のすべて。


僕は癒えることを望まない。


僕の痛みは、同胞(とも)の痛み。


だから、僕もそれを共にしよう。



僕が傷つけば傷つくほど、僕の心は豊かになる。


僕の心が豊かになるほど、そこから無数の詩が溢れ出る。


傷ついた心の泉から詩が湧き出す。


尽きることのない、新鮮な詩の数々が。


僕にはその断片を書きとめることすら出来ない。



僕は歌い続ける、心の擦り切れるその日まで。


僕は歌い続ける、無我になるその日まで。




だから、中傷者(とも)よ。


君のいつものうたを聞かせてくれないか。


あのジェラシーに満ち溢れた誹謗と中傷のうたを。


君の生きがいは人を傷つけること。


僕の生きがいは傷つけられた心を癒すこと。


君の生きがいは僕の生きがい。



さあ、早く、君の新作を披露しておくれ。


小さい頃、君が近所の子にしたのと同じやり方で、僕も傷付けてくれないか。


その憎しみと恨みのうたを、僕にも聞かせておくれ。


ただ、その前に言っておきたいことがある。


その、あらかじめ用意してきた、知識と理屈の逃げ道を塞ぎたまえ。


それは心してきた者にふさわしいやり方ではない。


それが出来たら、自分が用意したその罪の杯を一気に飲み干したまえ。



さらば、中傷者(とも)よ。


自らの中毒者よ。



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