幸福な人は不幸な人を幸福にすることができる。


幸福な人は不幸な人を不幸にすることがない。


不幸な人は幸福な人を不幸にすることができる。


不幸な人は幸福な人を幸福にすることがない。



幸福な人が不幸な人を幸福にすることは難しい。


何故なら、不幸な人はなかなか幸福であろうとしないから。



幸福な人は他人に幸福を分け与えることができる。


不幸な人は他人に何も分け与えることができない。


何故なら、不幸な人は幸福を分け与えることができないし、


他人に不幸を与えることはできても、誰もそれを受け取らないから。



不幸な人は幸福な人を必要とする。


幸福な人は不幸な人を必要としない。



金持ちは難しい書籍をいくらでも購入することができる。


しかし、それだけで彼の頭が良くなるわけではない。


不幸な人は他人から幸福を恵んでもらうことができる。


しかし、それだけで彼自身が幸福になるわけではない。



人は幸福がなければ生きていくことができない。


幸福な人は植物に似ている。


幸福な人は幸福を自分で生産することができる。


不幸な人は動物に似ている。


不幸な人は幸福を自分で生産することができない。


不幸な人は他人の幸福を捕食しなければ生きていけない。


そのため、不幸な人はいつも幸福な人を探している。


幸福をぶら下げて歩いている人を探している。


幸福な人を探す人は不幸な人だ。


不幸な人は幸福な人から幸福を奪い取ることができる。


しかし、何度も奪い取ることはできない。


不幸な人に幸福を奪われた人は幸福でなくなる。


幸福でなくなった人がいかにしてあなたに幸福を与えることができよう。



不幸な人は次の獲物を求めて狩りを続けていく。


不幸な人の行動範囲は広い。


ただひたすら幸福な人を捜し求めるがあまりに。


不幸な人は物知りだが、知識で幸福になった人はいない。

 
(別のブログからの再掲載)