ただいま練習中の

『金色夜叉』




雲母書房 /原作 尾崎紅葉、監修 遠山昭雄、脚本.絵 サワジロウ



高齢者施設で定期的に仕事をいただくようになって


やってみようとおもった「金色夜叉」。


教育紙芝居のみなさまが、結構これを演じていらしてて

脚本もしっかりできてるし

楽しそうだなあとは思っていましたが

まさか、こんなに楽しいとは思いませんでした。笑





原作は、ちょびっと読んで、「うっわ!難しい!!」って、ギブアップチーン



ですが、なんとか、朗読のCD借りたりDVD観たりして、世界観は理解したつもりです。



これ、宮さんが一方的に悪いのかと思っていたけれど

違うんだね。

貫一の学費のためという名目もあったのね。





この紙芝居が良くできているのは





誰しもが観たい




この名場面





に焦点を当てて描かれているってことなんだけど



しっかりと




大富豪 富山の、インパクトが残るってこと!













富山が出てくるのはこの2場面だけなのにお客さんには強烈に残る

富山のキャラクターそして、人柄。



これは演じがいがありますね。







次の水曜、川崎の老人ホームで初披露です。






それでは最後に、


わたしが ツボだった
熱海の海岸の貫一、お宮のシーンをご覧ください。













貫一「僕がほしいのは宮さんなんだ!
お前さえいてくれれば僕はなにも望まない!
宮さん、頼む!目を覚ましてくれ!
僕を忘れたのかい!?
僕を可愛くは思わないのかい!?」










貫一「人間の幸福ばかりは
決して金で買えるものじゃないよ!!」




宮と別れたくない一心で

必死に説得する貫一








…に、対する、お宮










宮「………。」













所詮は金か!!!












でもさー





たしかに




いくらエリートで、まっすぐな性格だってさ

貧乏な苦学生より




イギリス帰りで女の扱いになれてて

そこそこ背が高くて、お金持ちの男に声かけられたら


そっちのほうにフラーッといっちゃう




宮の、気持ちもわからなくはないよね!!!










なーんてっ!!







今の一言で



世の中の大半の男を敵にまわしたかもしれないわぁ…ニヒヒ











余談ですが、つかこうへいの戯曲『熱海殺人事件』の元ネタがこれだったって



今まで知らなかった笑






なるほど、「熱海殺人~」に登場するリーセンパイや、大山金太郎や、山口アイ子の台詞は金色夜叉の貫一お宮の台詞だったのね。。。



嗚呼、今さらだけど、もう一回熱海殺人事件やりたいなぁ。



オファー来ていつでも動けるように、
体力つけなきゃ!!












とら