お米と麦芽で米飴をつくりました。

白砂糖はカラダを冷やす、また老け顔の原因にもショック!ということで、白砂糖に変わる甘味料に興味を持ち、米飴を作ることにしました。

米飴づくり


和菓子の師範科クラスで片栗粉から水飴をつくりました。
今回は炊いたご飯から米飴を。

片栗粉でもご飯でも、デンプンをモルト(麦芽)で分解させるのでプロセスは同じです。
出来上がる飴のお味は、素材の味が出るのでそれぞれ違います。


モルトって、あのビールのモルト(麦芽)のこと。
今回はピルス麦芽を使いました。

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麦芽は、大麦を発芽させることで、麦のデンプン質を糖分に変える糖化酵素を生成させ、芽を取り除いてから、焙煎乾燥することで保存性を高めたナチュラルな食品です。
酵素力は、焙燥温度の低いピルス麦芽が最も高く、高温でローストするカラメル麦芽やロースト麦芽などは低くなります。
80℃ 以上の高温で調理すると、酵素が失活し、酵素力が極端に落ちますので、そのまま食べるのが最も体に良い摂取方法です。どうしても、そのままで食べづらい方は、コーヒーミルで挽くか、ビール瓶で叩くなどして、粉状にしてから、トーストなどにふりかけて食べてみて下さい。

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麦芽でつくるカラダに優しい「米飴」


[材料]

モルト 100g
ご飯  3合
水   500ml
※冷蔵庫で冷やしておく

以上!




米飴づくり

モルトはミルで粗くひいておきます
(細かく挽きすぎると米飴がにごるそうです)


米飴づくり


お米3合を炊飯器で普通に炊き、炊きあがったら水を混ぜておかゆのようにします。
ご飯の温度が50度くらいになったところで、先ほどの挽いたモルトを混ぜます。
(ご飯の温度を下げるため、炊飯器から一度取り出した方が温度が下がります)


photo 1.JPGphoto 1.JPG


炊飯器の「保温」機能を利用し、45~65度くらいに保ち、一晩おきます。


米飴づくり


この様にだんだん水分が出てきます。
(甘いです^^)

米飴づくり


8時間後はこんな感じ。


米飴づくり


布きんを敷いたざるにあげて、
搾ります!!



米飴づくり


搾った後はこのような感じ。


米飴づくり


そして、お鍋にうつし煮詰めます。
お好みの状態になったら出来上がりです。


今回は、あん炊きに使いたかったので、
だいぶゆるい状態のままにしておきました。


米飴づくり

煮詰めるとこんな感じです。


穀物のやさしい香りのする米飴が出来ました。

これを使ってまた和菓子をドキドキ作ります


ご飯を炊いてモルトを混ぜて放置。
トータル時間こそはかかりますが、
あまり手がかからないのが嬉しいです。


次は玄米やお芋といった違うデンプンで作ってみて
味比べをしたいです。


今回使ったモルト(乾燥麦芽)はこちらのドイツ直輸入の麦芽です。

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