米シリコン・バレーpiXlogic社の画像検索技術の日本展開に興味を持つ。 | 留守宅は大丈夫?

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「セキュリティ工房TOP5」ブログ。 セキュリティは、ネットワークカメラによる遠隔モニタリングの時代。
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先週、松下在籍時代の元部下のU氏と元秘書のK氏が訪ねてきてくれた。
U氏は、私が退職の直前に、PSS社北米開発センター所次長に任命したが、

思うところがあって今年春に転職していた。
転職先は、北米にいた時から関わっていた米シリコン・バレーのベンチャー企業。
類似画像検索ソフトウェアを開発するpiXlogic社といい、

すでに米国での9年間の販売実績を持つ。

U氏の説明では、piXlogic社はCIAの投資により支えられ、
順調な経営を続けてきたが、これから日本市場の開拓が一つのキーとのこと。
主力商品であるpiXserveは、あらかじめ画像ファイルの一枚一枚の画像から、
セグメント単位でオブジェクトを抽出し、メタ・データを生成する。
画像検索は、メタ・データファイルを高速検索する事によって実現する。
例えば、群集の中からいかにテロリストを見つけ出すか、
こうした深刻な問題の解決に、大きな威力を発揮する。 
視覚パターン認識や検索技術を使って、
既存の静止画像や動画と、監視カメラなどで集められた写真や映像を照合する。
当社でのデモ実験では、

大リーグの中継画像から、「SATO」という検索条件を与えるだけで

ユニフォームに「SATO」と書いた佐藤選手の画像が検索された。

特定の女性の顔を入力すると、その女性の含まれる画像が検索された。

MPEG7に似た検索技術だが、かなりユニークな点もあるようだった。

価格は、数百万から1千万円という。

U氏は、すでに12月よりカルフォルニアに住居を移しており、

これからの日本展開は、彼自身の手では難しい。
今、日本での展開のパートナーを探しているとのことで、
ならば、少なくともTOP5が貢献する用意はあるよと伝えた。
大手商社をパートナーとすることは最重要だが、
実際に、お客様に製品を説明し、提供する場所と人を確保する

最も確実で早いパートナーであると自負している。
ブログでは書けないが、日本での事業展開を成功させるための条件を

私なりに説明すると共に、TOP5で出来ることも説明した。
帰ってCEOと相談しみますというU氏の

来年の回答を楽しみにしている。


pixserve


■U氏は、ビジネスマンとしては、まだまだ若い。
才能と積極性と語学力があるので大企業を飛び出しても大丈夫と思うが、

なかなか勇気のいること。
ぜひ成功してもらいたいと願うし成功するためにサポートしたいと思う。
無謀とも思える状況下で松下を飛び出し、
今はクアルコムジャパンの社長をしている山田純氏のような例は、
決して少なくはない。
一度しかない人生、安全運転に徹して宮仕えを続けるもよし、
嵐を恐れず大海原に乗り出すもまたよし。