

ブログネタ:
体弱い? 強い?
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つい先日のことです。
仕事中におでんが食べたくなりました。
早番だったので,帰りにスーパーへ寄り,材料を買い揃えました。
家に帰って一番大きな鍋でぐつぐつ煮込みました。
家の中におでんの匂いが充満しました。
『早く食べたいな~
』
ソファーに座ってテレビを見ながら,
おでんのかほりに包まれてウトウトしました。
どのくらいの時間が経ったでしょうか?
それまで美味しそうに感じていたおでんの匂いが,
夢うつつの中でなんだか違う匂いになってきました。
食べたいと思えなくなりました。
見たくもなくなりました。
背中がぞくぞくしてきました。
体温計がないので測れませんが,
明らかに熱が出たのが解りました。
そのうち動けなくなりました。
夜になって主人が帰ってきました。
私の額に手を当て「わっ!すごい熱!」と驚きました。
「インフルエンザだ。早く寝たほうがええよ!」
同じ人間とは思えない機敏な動作で布団を敷いてくれました。
『うつるから早くあっちの部屋へ行け』ってことでしょう。
私は立ち上がることができないので,
そのままソファーに横になっていました。
「おっ!美味しそうなおでん!」
主人は私が食べれなくなったおでんを見て喜びました。
「あれっ?!からし,無いん?」
辛子を買うのを忘れていました。
声を出すのもやっとでしたが振り絞って出しました。
「ないっ!」
「ええ~~っ!せっかくのおでんなのに~。」
人がインフルエンザで苦しんでいるのに,
おでんの辛子がないくらいで騒ぐ主人が信じられなりました。
翌日の朝も熱は下がりませんでした。
昼も下がりませんでした。
食欲もないので何も食べませんでした。
『病院に行って薬をもらわないと・・・。』
少し楽になったのを見計らって,病院に行く準備を始めました。
着たきりのパジャマを,病院に行くので
中の上程度の普段着に着替えました。
鏡を覗くと寝癖で跳ねあがった髪の毛が気になり始めました。
「髪を洗わなくちゃ・・・。」
髪を乾かしているうちに,スッピンの顔が気になり始めました。
「お化粧をしなくちゃ・・・。」
動いているうちにどんどん身体が楽になってきました。
病院に着くとすぐに熱を聞かれました。
「体温計がないので測っていないんですけど・・・。」
渡された体温計を脇の下に挟んで順番を待ちました。
ますます身体が楽になっていきました。
ピピピッ!
体温は36度5分でした。
まったくの平熱です。
帰るわけにもいかないので,
お医者さんにはいかにしんどかったかを話して聞かせました。
何も食べずに寝ていたことも言いました。
「きのうの熱は何度でしたか?」
また同じことを聞かれました。
「体温計がないんです。」
気のせいかちょっと驚いた顔をしたように見えました。
「一人暮らしですか?」
「いいえ,家族がいます。」
そして,今現在元気ピンピンな私を見て
「インフルエンザは1日で急に平熱に戻ることはないので,
インフルエンザではないと思うけど,
念のため検査をしてみましょうかねぇ。」と面倒臭そうに言いました。
案の定インフルエンザではありませんでした。
強いて言えば喉がちょっと赤いと言われました。
「体温計は買っといた方がいいですよ。」
「息子が一人暮らしを始めるとき持たせて,
そのまま買うのを忘れていたんです。」
家に体温計がない言い訳をして,
無駄な診察料と検査料を払い病院を後にしました。
家に帰る途中で急にお腹が空いてきました。
「おでんを食べよう
」
おでんを温めました。
家中におでんのかほりが広がりました。
「ビールを飲もう
」
おでんをつまみながら,真昼間からビールを飲みました。
「健康って素晴らしい
」
と思いました。
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