※2015/5 中華製品市場が変わってきていますので、当記事最下部に追記いたしました。
※2016/5 新製品も登場し中華アクションカメラ市場がますます広がってきました。価格も変わっていますので最下部に多少追記しました。Amazon正規品リンクも貼ってあります。最下部追記以外の記事本文内にある価格情報は古いものですので、あまり当てにしないでください。
※2017年6月一部更新
今回はSJCAM社のアクションカメラについて備忘録を兼ねてまとめておきます。
SJCAMのアクションカメラというと、ヘリコプターのラジコンで空撮をしている方や今流行のドローン(マルチコプター)等を趣味にしていて、FPVなどで楽しまれてる方はピンとくるかもしれません。
これが深センに本社(?)を構える(そんな立派なものかは分かりませんが)SJCAM社のSJ4000です。製造元がHonfengCenturyTechnologyらしいのですが、製造者と販売者の辺りは非常にややこしい状態です。
製品自体はまるでGoProですね。(GoProとたいがいのアクセサリーは互換性あり)
SJ4000は中華アクションカメラでSJ4000の模倣品が出て来るほど有名です。
GoProに匹敵する性能を持ち合わせているにもかかわらず価格は1/4かそれ以下で数年前から非常にホットな商品です。最近日本でもだんだんとユーザーが増えてきたように感じます。
GoProはWiFiを飛ばしてスマホでリアルタイムで確認するものですが、SJCAMのアクションカメラは基本的に背面にディスプレイがついていて、いちいちスマホがなかったりスマホが電池切れだったりしても撮影・確認が可能です。もちろん、WiFiでとばしてスマホで映像を確認できる製品もあり(SJ4000WiFi、SJ5000シリーズ等)
画質は上の通り。YouTubeで検索すればいくらでもでてきます。
ちなみに価格は海外から輸入するとクーポンなしで80USDくらい。国内ではアマゾン、ヤフオク等で購入できます。
この製品に関して情報をまとめてみようと思います。
★入手方法
海外からの輸入だと平均して購入から手元に届くまでで3週間くらいでしょうか。
基本的にPayPal決済必須だと思います。何か問題が合った時は"異議申し立て！"
AliexpressはPayPal非対応。AliPayは対応
英語等に自信のない方はヤフオクあたりがお手頃です。
前置きが長くなりましたが、
購入先として信頼できるのは以下。
全て中国のショップです。(基本的に送料無料。ただ遅い。)
■SJCAM公式 利用したことはありませんが信用できます。しかしたいして安くもないのでわざわざココで買うこともないでしょう。
■FoxOffer.com これも公式と同じくらい信頼できます。配送はSingaporePostかNetherlandsPost。ころころ変わる。そこそこ速いです。オススメ
■GearBest.com しっかり確認すれば特に問題はありません。NetherlandsPostのAirMailで発送ですが、発送までが遅い印象です。
■GeekBuying.com 同上
■Amazon 以前はAmazonマケプレはパチモンの宝庫だったのでお勧めしていませんでしたが、最近は正規品も増えてきています。買う前にレビューをよくチェックしてください。偽物はパッと見では分からないものもあるので大多数のレビューを見るのではなく、1人でも偽物という人があれば注意するようにしましょう。この記事の最下部に正規品リンク貼ってあります。
■ヤフオク やはり海外に比べ価格は高めですが、最短で2日くらいで手元に届きますし、見極めができれば早いという点でオススメ。最近は(2016/7)アマゾンの方が良いとおもいます。
単に”SJ4000"と検索するのでなく、"SJCAM SJ4000"と検索するとだいぶパチモンが弾けるのでオススメです。
評価の良いパチモン出品者も結構いますが落札したものがニセモノだとも気づいていない落札者が非常に多いのでそういう結果になっています。
以前明らかに偽物が出品されていて「本物ですか？」と質問してみると堂々と「本物です。ご安心下さい。」と回答が返ってきました。正直に偽物です、という人はいないと思いますが、ご注意下さい（笑）
特にEKOO等のロゴがあるものには注意！
買えないことはないけどあまりおすすめしないショップ。
■Banggood.com ドローン系の製品が豊富な中華ショップ。不良品等のサポートがダメダメです。
■Aliexpress.com 言わずと知れた(?)中華製品の宝箱です。かなり安い価格からありますが模倣品の可能性も大！
■eBay 同上
■DealExtreme 日本でも割りと名のしれた中華ショップではないでしょうか。本物も買えますがたまに類似品があるのと、届くまでにかなりの時間(最長で2ヶ月弱)がかかることも有ります。
中華系ショップはサポートがあまり期待できませんのでその辺は仕方ないと割り切りましょう
★偽物(模倣品)に関して
これ自体がGoProの偽物、と言われるとそれまでですが、まぁ類似品ということにしておきましょう（笑）
SJ4000にもかなりの数の模倣品が存在します。限りなくSJ4000に似せて作られた『何から何までパチモン』 から、地味に似てるけど、製造元は一応違う商品だ、といい張る『自称類似品パチモン』など種類も豊富です。
しかし自称類似品でさえもSJ4000と名乗ることもあるので厄介です。
どうやら中小製造業者がSJCAM SJ4000のレプリカ(?)を製造し、SJ4000と製品名につけることで検索に引っかかりやすくなり広告の手間が省けるという理由だそうです。
見分け方に関してはFoxOfferが説明しています。
URL1
URL2
見分ける主なポイントとしては、防水ハウジングの大きさとレンズ円周部のネジの色、カメラ本体の液晶の表示があります。
パッケージで見分けるのは少し難しいですが、一つ目のURLの最後の写真、カメラが収まっている透明なプラスチック部分の成形が異なっているのがわかると思います。
その他、レンズが付いている面のレンズ真下に"SJCAM"のロゴがないWiFiモデルは全て模倣品です。(WiFiモデルでないものはロゴがないバージョンでも正規品です。)また、商品画像はSJ4000であっても題名にSJ4000と明記されていない商品などは模倣品の可能性が高いです。
EKOOなどの記載は確実にパチモン。
ヤフオクで買うにしても上に書いたようなことは見分ける上で非常に重要です。
例を見てみましょう
下の画像は『何から何までパチモン』の例ですが非常に見分けがつきやすです。
矢印は気にしないでください。
『WiFi』の記載がありますが、正規品のWiFiモデルは、カメラレンズの下に"SJCAM"のロゴがあります。
下の画像が正規品のSJ4000WiFiです。
次の例は『自称類似品パチモン』です。
Acmellという会社のSD28という製品です。『自称類似品パチモン』といいましたが『何から何までパチモン』に近いです。
非常に悪質でSJ4000ノーマルとの判別が難しい代表例。ただ、防水ハウジングを見れば見分けることが可能。
★SJ5000について
2014年の12月、SJCAMより、SJ5000シリーズが発表・発売されました。
SJ4000シリーズより全体的に高い。
ラインナップはSJ5000/SJ5000 WiFi/SJ5000 Plusの3種類。価格は右に行くほど高価。
SJ5000 PlusはAmbrella、そのほかはNovatekの基板にPanasonicのカメラモジュールを搭載しています(カメラモジュールはモデルによって多少異なります。)
SJ5000 Plusは60fps撮影をサポート。
また、SJ5000 WiFiにおいてはSJ4000時代1.5インチだった背面スクリーンが2インチに大きくなっています。
SJ5000シリーズに共通して言えるのは画質の向上とSJ4000の青みが強い、という欠点の改善です。
まだ、SJ5000は触ったことがないので一度購入してみようと思います。
それではこのへん。またなにか書くかもしれません～
★2015/5 追記★
上の方ではSJ4000のパチモンはよくあるがSJ5000は少ない、等と書きましたが、ヤフオクの状況を見ているとだんだんと変わってきたようです。
まず、SJ5000の最近かなり出てきてる出品例。
↑この写真はナニ？
実際の商品画像でもない挙句、パチモンかどうか以前に違う製品。。。
しかし題名にはしっかりとSJCAM社 SJ5000 正規品 と堂々と書いてあります。
これは説明欄の一部です。
”ヤマト宅急便の場合、送料1700円で御座います。”
1700円あればクロネコ宅急便で東京から大阪まで140サイズの荷物を送ることが出来ます。
ちなみにSJ5000は60サイズです
セコい出品者が小銭を稼ごうと必死です。
更に言うと今年の1月30日に改定されたヤフオク！の禁止行為に明記されていますが、送料に関して「実費以上の金額を請求できない」との旨があります。
慣れている方なら分かるかと思いますが、商品画像にイメージ画像を使う出品者はかなりの確率で信用出来ません。ご注意下さい
★2016/5 追記★
この記事は1年前のもので現状ではXiaomiやElefone、GitUp、その他本当に数多くの類似品が発売されるようになりました。性能は似たり寄ったりのところもありますが、それらのおかげで型落ちとなったSJ4000、SJ4000 WiFiの値崩れが始まっています。
1年前では確実に偽物と断言できた価格も、今では正規品です。
例えばアマゾンでこことかコレとか。。。値段なんと7000円！安い…
また、WiFiモデルもこの値段です。9000円前後で購入可能です。
WiFiモデル品薄または生産終了？
ただ、SJ4000は映像の青みがかなり強いので、価格が最近落ち着いてきたSJ4000の後継SJ5000WiFiをおすすめします。
現在SJCAMで最新のSJ5000X、4K2K対応のハイスペックモデルは他に比べ少し高いですが、4K対応アクションカメラが2万以下と考えるとお買い得感あり。
SJCAMだけでなく、他社もいい製品がありますので色々探してみてください。
たとえば以前紹介したGitUp Git1(レビュー記事)とか...Amazon購入先はコチラ、また少し割高ですが、GitUpのGit2は非常に！おすすめです。中華アクションカメラでは群を抜くナチュラルな画質です。
Git2のAmazon購入先はコチラ。
大手スマホメーカーからの刺客、Xiaomi Yiなんかは海外での評判はかなり良さげです。Amazonで1万です。
2017年 Xiaomiからついに4Kが！！コレ。26000円でこのスペックは買いでしょ。てかポチりました。
(上記URLは2017年6月時点で全て正規品です。)
しかし、いまだにSJCAM系は偽物はかなり流通していますので上に書いたようなことを確認しながら気を付けてください。