この話には、怖い部分が二つある。
一つ目。
冒頭の二人目の会話(おそらく友人A)は、
なぜか惨殺事件の内容を鮮明に知っている。
おそらくその惨殺事件の犯人は友人A。
二つ目。
この肝試しには友人2人と語り手の合計3人で
来ている。
最後の会話に注目してほしい。
「なぁ、俺、霊みたいの何も見なかったけど、おまえ見た?」
「いや、俺もな~んにも。おまえは?」
「俺も全然見てないよ。」
「俺も、何も見て無いんだよ」
みてわかると思うが、この会話には4人参加している。
しかし、肝試しに来ていたのは3人だったはず・・・。
・・・おそらく幽霊がついてきたのかもしれない。