『ある日、俺はある廃校に行った。
肝試しで有名な廃校だが、相当昔の学校で木造だった。
廃校の周りは森で、膝くらいある草でとても足がチクチクした。
廃校が姿を現し、俺は早速学校に入って
四階まで上がったが
何もなく、幽霊も出ない。
一階まで降りたとき、目の前を照らすと眩しかった。
そこにはひびが入ったボロい鏡があった。
俺は少し眺めるが、どうやら俺の身長より小さな鏡だったので
映るのは肩から下しか映らなかった。
鏡に映るのは、Tシャツにジーンズという普通の恰好である。
それを見て、俺は少し落胆しながら廃校を出た。
なぁんだ、何にもない廃校じゃないか。』
※まぐもんさんの投稿
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