漸く書き切ることができた。
これで一段落ついたので、
週末に提出します。

読んでくれれば嬉しいですし、
コメントしてくれればもっと嬉しいです。

結果、どうなるかはわかりませんが、
特にここ半年間の迷走ともいえる市民活動の区切りです。


以下、本文・・・・・・




みんなの党に(武蔵野市市議会選挙の)公認・推薦を希望する動機について

 「わからないままおわる、そんなのはいやだ!」とは、アニメの「アンパンマンのマーチ」の一節です。これは、私がみんなの党の皆々様の力をお借りしたい最も短い説明でもあります。

 現在、東京都武蔵野市に済む住民は、行政の情報が手に入らない二重苦の状態にあります。

 まず、大きな東京都の話です。東京都は、首長交際費をネットでも全て公開し、ネット上で条例等の例規集が公開され、公社等も情報公開実施機関になっています。そのため、一見して情報公開のレベルが高く、都民なら行政情報は容易に手に入るように見えます。
 しかし、現実は残念です。法科大学院在学時に何度も情報公開をし、異議申立もすることとなった東京都は、情報公開の際、閲覧するだけで原則10円、コピーするのに別途20円の費用がかかります。これを逆手にとって情報を公開しない理由に使っています。情報公開が必要な資料でも、東京都は正式な情報公開請求と費用を出さない限り情報公開しません。このため、再開されようとしている外環道路の都市計画決定の古い議事録等を見るためには、煩雑な情報公開手続きと枚数によって少なからぬ金額を支払うことになります。つまり、手間と費用が障壁となって、主権者たる都民にも必要な行政情報は入手困難です。
 この流れで、行政側も資料を作成しないこともあります。東京都知事の公務日誌は存在せず、日々の活動は、大阪府知事と真逆に、正確には確認できなかったという私の実体験もあります。また、外環の2という都道についてのPIとして、行政(東京都主催・武蔵野市参加)と沿線住民との「話し合いの会」が行われていますが、会議の位置づけの不明、議事進行や運営の不手際、あるべき資料提出が遅延するなど、会議は混迷のまま終わりそうです。まさに、「わからないままおわる」場合になりそうです。

 次に、それを参考にした武蔵野市の情報公開についても述べます。武蔵野市は市長交際費については個人名は全て非公開で、住民以外から閲覧手数料を徴収する障壁を設け、公社等を実施機関に含めていません。そのため、情報公開をしても知る事の出来る内容が少なくなります。全国市民オンブズマンの評価は70点満点中の44点となり、全自治体平均の47.89点を下回ります。これは近隣の三鷹市や小金井市が55点であるのに対し、大幅に下回っています。
 その流れを受け、武蔵野市が説明責任を果たさない場面があると思います。公園予定地に汚水貯留施設を作ることになり、急遽説明会をした後も、住民側から「そもそもなぜ作るのか」、「単なる公園のハズがよくわからない施設がなぜできるのか」、「約3年で総工費30億円をかけるのに、作る必要がわからない」といった声が溢れていました。ほかにも、電線地中化を進めた市民の散歩道である「かたらいの道」にパチンコ店の建築が決まったり、住居専用地域に建てられない工場付きクリーニング店を斡旋したまま違法操業させていたりしています。これらの重大な問題に対し、武蔵野市は十分な説明ができていません。
 さらに酷いのは、武蔵野市は個人の情報を紛失するリスクが非常に高いのです。平成19年には、医療受給者資格データを、今年度は2度にわたり市税滞納者名簿を紛失しています。これらの情報は、今のところ悪用は確認されていません。しかし、違法社会に流出し、市民を脅かす事態が生じる懸念があります。
 そう、ここでも、「わからないままおわる」危険性が存在しています。

 私は、こういうわからないということが怖くて嫌で、不安で仕方が無いのです。そこで、行政が説明すべき重大な事業や事故を類型化し、条例による説明義務化を成し遂げたいのです。そして、「わからないままおわる」不安から開放されたいのです。2年ほど前に、現職市議の数名に話をしたのですが、残念ながら今日まで立法化されませんでした。やはり、法律、特に情報法に対する意識が現職に足りず、条例の制定ができない状態にあるのでしょう。「そんなのはいやだ!」と私は思っています。
 もし、みんなの党のご助力が得られるならば、私は自ら先頭にたって、行政が果たすべき説明責任を類型化し、手順を明確化した武蔵野市の条例を創りたいのです。そして、国や都にも同様の説明を求めることで、私の不安も、ひいてはみんなの不安も小さくしていきたいのです。その上で、市が十分に説明できない事業については、縮小・委託・廃止を進めることで、肥大化した武蔵野市の行政を徐々に小さな方向へと転換したいのです。そして、一層効率的な行政システムの構築・運営に寄与したいのです。
 もし、私の主張が受け入れられ、みんなの党の公認・推薦が受け入れられれば幸いです。

以上