「君じゃないか、あはは」
志村は直子のお尻を触った。


しばらくすると、内村のカルテが出た。

「これって偶然?内村が来た」
直子は笑った。


診察室に入った内村の血圧を測る用意をすると

「血圧計ります」
直子は内村の目を見つめて手を握り、そしてわざと自分の胸に強く押し付けると

内村はニヤリと笑い直子はボールペンをワザと落とし、

内村にお尻を向けて膝を曲げずに拾い、そこから細いパンティのラインが見えた。


内村は直子の態度を見て
亮達の作戦を知らずのぼせ上がっていた。
診察が終わり、待合室で待っている内村に直子が近づいた。
「お疲れ様です」
「おっ、先ほどは」
「今日から来た、池田です。よろしくお願いします」
「今度食事でもどう?」
直子はにっこりと微笑んで
「ええ、喜んで」
直子は携帯の電話番号を教えた。

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その夜、サラムで待っている内村の携帯に智子が電話を入れた
「残業で1時間遅れますごめんなさい」
「ああ、しょうがねえなあ」
内村はとたんに不機嫌になった
そこに待機していた仁美が様子を見て内村に近づいた
「こんばんは、お1人ですか?」
「はい」

内村は突然美人に声を掛けられ戸惑って返事をした
「一緒に良いですか。相手が遅れるらしいの」
「僕もですよ、どうぞ」

村は面の笑みを浮かべて

カウンタの椅子を引いた

「すみません突然」

仁美は軽く頭を下げた。

「いいえ、とんでもない」

内村はうれしくて笑いが止まらなかった。


「私あまり待たされた事が無いので退屈だから」

「そうですよね。あなたのような美しい女性を待たせる男が

 いるなんて信じられません」

内村は仁美を褒めて気を引こうとしていた。

「あの、お仕事は?」

仁美は内村に体を寄せて聞いた。

サラリーマンです、商社の」

「私は見ての通り水商

「いえ、水商には見えませんよ。銀座ですか?」


「ありがとう。ざんねん吉原よ、綾です」

仁美は名刺を渡した。


「綾さんって、ひょっとしたら吉原ゴルドの予約待ち1ケ月のパフェクト接待と言われる幻の」

村は名刺を見ながら言った


「良くご存知ですね。そうねそう言われるみたい」

たり前です。これでもサラリーマンですから。何とかコネができないか苦しています」

「その忙しい綾さんがなぜ、ここに?」

「デトなの」

「ホストですか?」

内村はなぜか腹立たしかった。

「いいえ、お客さんで私のほうが好きになっちゃったの」

「それとも実業家?それとも芸能人?綾さんが惚れる男が

 いたんですね」

「そうね、私バカね」

仁美は口に手を当てて笑った。

「うらやましいですね。一度あなたにサビスしてもらいたい」

内村はタバコの煙を天井に向けてはいた。

「良いわよ。今からでも」

内村は信じられない事で椅子からお尻を上げた。