フィリピンのメトロマニラのカローカン市で、3日(日曜日)夕方、40歳の韓国人男性が射殺された。

マニラの韓国大使館によれば、被害者はカローカン市で中古品ショップを経営する男性。

男性は今年初めにフィリピンに移住し、フィリピーナと結婚していた。

目撃者によると、当日、被害者のお店にやってきた容疑者は価格を限度以上に値切り、店のオーナーと罵りあいになっていたという。

警察によると、容疑者はその後、口論から恨みを抱いて、銃を持って店に戻ったと推測している。

容疑者は逃げる前、被害者を3発撃った。

警察は、CCTV(防犯カメラ)の映像をチェックし、容疑者の追跡をしていると語った。


今年9月23日には、パサイのコンドで、旅行代理店を経営するソウル出身の韓国人女性(40歳)が、バスルームで死体で発見された。

女性は、黒いミニのスカートと黒いTシャツを着ており、顔面の左側に鈍器で殴られたような連続的な多くのあとがあり、即死状態だった。

床には血が点々とついており、ベッドルームの壁にも血が飛び散っていた。被害者が犯人に抵抗して、闘ったと見られるという。

金庫は開けっ放しになっており、空になっていた。


今年6月23日には、マニラ・マラテのアドリアティコ通りで、午前3時に韓国人男性(39歳)が射殺された。自宅コンドの近くで、ちびっこギャングに鞄を盗られそうになり、頭のへんをたたいたところ、どこからともなく、大人のグループが現れて、射殺されたという。

今年4月には、韓国人男性がアンヘレスで射殺されるという事件が起こった。


フィリピンでは、今年殺害された10人のほかに、韓国人5人の殺人未遂事件があったという。

外務省によると、フィリピンに居住する韓国人は約10万人。

マニラの韓国大使館は、特別なタスクフォース(特定の課題を達成するために一時的に設置される組織)の設立を要求するなど、韓国人の保護を強化するために地元警察の協力を求めている。

先月、韓国の朴槿恵大統領は、アキノ大統領と韓国人の保護やセブの大使館支所の開設について、首脳会談で話し合ったという。



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