【「富貴楼」解体】 | 【かほり放送局】

「富貴楼」国登録文化財 買い手付かず解体へ (長崎市上西山町)

長崎市国登録有形文化財の老舗料亭「富貴(ふうき)楼」建物の保存に向け譲渡先を探したが買い手が付かなかったという。

 富貴楼は木造3階建て、延べ床面積は約740平方メートル。江戸時代の1655年ごろに創業した料亭が前身で、初代首相の伊藤博文が屋号を命名した。

1969年の長崎国体時は皇太子ご夫妻(現在の天皇、皇后両陛下)に昼食を出前で提供したこともある。
富貴楼側は既に国登録有形文化財の登録抹消手続きに入っている。

市内の国登録有形文化財は29件、市景観重要建造物は18件あるが、いずれも取り消されれば市内初となる。