【初の東野原作映画で主演】
東野圭吾氏(53)のベストセラー小説を原作とした映画「プラチナデータ」(大友啓史監督、2013年公開予定)で主演を務めることが分かった。
東野氏は約10年前から映像化を前提に構想を練るも、執筆を一度は断念した。
映像化を意識せずに06年から再度書き始め、10年6月に単行本化されると、21万部のヒットに。苦しみ抜いた“プラチナ原作”の映像化には、映画会社をはじめ、テレビ局、製作会社など20社以上からオファーが殺到した。
映像権利獲得に競合した東野作品で、ハリウッド映画に匹敵する逃亡チェイスと知能ミステリーを掛け合わせたサスペンス超大作となる。
映画版では、原作者東野氏も納得する結末が用意され、二宮も「作品の魅力を余すところなく皆さまにお届けできるよう、頑張ってまいります」と気合。現在は最先端DNA研究やヒトゲノムに関する分厚いリポートを読み、2月から行われる撮影に備えている。
嵐の二宮和也(28)は身に覚えのない殺人容疑で逃亡者となる天才科学者・神楽龍平を演じ、20代俳優活動の集大成となる大作に気持ちを高ぶらせている。
共演の豊川悦司(49)も企画にほれ込み、映画「犯人に告ぐ」(07年)以来、断っていたという刑事役を“解禁”し、二宮と初共演することになった。
米映画「硫黄島からの手紙」(2006年)でハリウッドデビューを飾った二宮が、東野サスペンス作品で“ハリウッド級”の逃亡劇を繰り広げる。2017年の日本を舞台に、国民のDNAデータ「プラチナデータ」をめぐる作品で、二宮は殺人容疑をかけられた逃亡者役に初挑戦。バイクを使った逃走シーンなどが、最先端の映像技術を使い、ハリウッド級の迫力ある映像となるという。
ド迫力映像を頭に描く二宮は、「そう遠くはない未来なんじゃないかと思わせる原作のすごさ…。
その作品に参加できて光栄です」と、TBS系ドラマ「流星の絆」(08年)以来2度目の東野作品出演に胸を躍らせる。